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現役早大生が早稲田の食文化「油そば」のキッチンカー 「学内で気軽に油そばを」

(左から)「石油王」店長の加藤大志さん、代表の田代蒼太さん、アルバイトリーダーの松木悠将さん

(左から)「石油王」店長の加藤大志さん、代表の田代蒼太さん、アルバイトリーダーの松木悠将さん

 現役早大生2人組による油そば専門のキッチンカー「石油王」が早稲田大学西早稲田キャンパス(理工キャンパス、新宿区大久保3)内で5月13日、営業を始めた。

オリーブオイルなどを使う油そば「軽油」(並盛)=現役早大生が早稲田の食文化「油そば」のキッチンカー

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 早大基幹理工学部の3年で、グルメサークルで知り合った代表の田代蒼太さんと店長の加藤大志さんが立ち上げた。田代さんは「早稲田の油そば文化は有名だが、西早稲田キャンパスの近くには1店舗しかなく、需要はあるのに供給が足りていないと感じていた。実験などで昼食の時間が取りにくい学生も多く、学内で気軽に油そばを食べてもらえるようにしたいと思った」と話す。

 店名の「石油王」は、キッチンカーの出店場所を探していた時にガソリンスタンドを見たことから思い付いた。「油そばなどの脂っこい食事を食べることを早大生は『給油』と表現しており、店名を決める一因になった」と田代さん。メニューも「レギュラー」「軽油」と、ガソリンスタンドをほうふつさせる名前にした。

 メニューは加藤さんが考案。ラーメン店を食べ歩き、ユーチューブでレシピ動画を見ながら研究して、レシピを作り込んでいった。加藤さんは「油そばと言えば、パンチがあるたれ、トッピングで太麺のものが多い。淡麗系ラーメンの後に出てくるあえ玉が好きだったこともあり、あえ玉を軸にした油そばを作りたいと思った」と話す。麺は「パツッとした食感」(加藤さん)という菅野製麺所の細麺を使う。

 「レギュラー」(800円)は、たまりじょうゆに鶏油(チーユ)を合わせたたれに、こしょう、さんしょうでアクセントを付け、煮た豚肩、低温調理した豚肩ロース、ガーリックチップス、紫タマネギ、小ネギをトッピングする。「軽油」(750円)は、塩だれ、干ししいたけと煮干しで取った和だし、オリーブオイルなどを合わせたたれを使う。トッピングは豚肩、豚肩ロース、アンチョビフィレ、ガーリックチップ、紫タマネギ、白髪ネギ、あぶりレモン、煮干し粉。いずれも大盛りは150円増し。

 営業開始日以降、連日行列となっている。食べてに来た早大生は「オリーブオイルの香りがして、これまでにない味で、麺も歯切れがいい。学内で温かい油そばが食べられるのがうれしい」と話す。

 田代さんは「さばき切れず、お待たせすることもあり、大変申し訳なく思っている。おいしかった、おしゃれという声もあり、うれしい。西早稲田キャンパスに油そばを行き渡らせて、老舗の店に続いて、これからも頑張っていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時30分~17時。土曜・日曜定休。現在は、「レギュラー」「軽油」のいずれか1品を提供している。

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