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シニア劇団「シアターRAKU」が「RAKU 歌舞伎☆十二夜」 早稲田小劇場どらま館で

舞台の様子

舞台の様子

 シニア劇団「シアターRAKU」が、早稲田小劇場どらま館(新宿区戸塚町1)で記念公演「RAKU 歌舞伎☆十二夜」を上演している。

流山児祥さん=シニア劇団「シアターRAKU」が「RAKU 歌舞伎☆十二夜」

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 同劇団は、Space早稲田(早稲田町)を稽古場兼劇場として活動する演劇企画集団「流山児★事務所」を主宰する流山児祥さんが1997(平成9)年に立ち上げたシニア劇団「楽塾」が前身。高齢者を主体とする演劇活動の先駆けとなる取り組みで、「45歳以上の男女による地域密着型の大人のための演劇ワークショップ劇団」として4人のメンバーで始まった。20周年を機に「シアターRAKU」と改名し、プロのシニア劇団として活動。寺山修司、北村想などの作品を歌舞伎や歌劇風にアレンジし「歌って踊る会話劇」を作ってきた。

 現在は、40代から最高齢82歳までのメンバーが所属し、平均年齢はおおよそ70歳。劇団員による台本案作りから始まり、半年かけて流山児さんと1年に1回の公演を作り上げていくという。

 早稲田小劇場どらま館は、早稲田大学自由舞台出身の鈴木忠志さんが主宰して立ち上げた劇団「早稲田小劇場」と同名の劇団常打ち小屋を前身とする劇場。その後、早稲田大学が買い取り、建て替えを経て現在に至る。

 流山児さんは、唐十郎さん主宰の劇団「状況劇場」を経て、「早稲田小劇場」に研究生として約1年所属後、1970(昭和45)年に劇団「演劇団」を旗揚げ。翌年5月、早稲田小劇場で「夢の肉弾三勇士」を上演しており、それ以来の同館での公演となる。「ちょうど55年前の5月、この場所で、立ち上げたばかりの平均年齢19歳の劇団で芝居をした。建物は建て替えられているが感慨深い。長生きしていれば面白いことがある。このどらま館公演を通して、また地域の人や大学生との新たな交流が生まれれば」と流山児さん。

 旗揚げメンバーの一人、いそちゆきさんは「みんな流山児さんが好きだから長く続いていると思う。大好きな流山児さんと一緒に遊んでいるという感じ。いろいろな背景を持つ新人が入ってくることが刺激にもなる。せりふを覚えて、振り付けを覚えて、殺陣もやって、歌も歌ってと、もう大変だが、それも含めて楽しい。ぼけ防止にもなるし、ちょっと厳しいデイサービスに通っている感覚」と笑顔を見せる。

 公演では、3時間を越えるシェークスピアの戯曲を物語の要素は省略せず1時間30分ほどで上演する。「こだわっているのは集団劇ということ。主役は立てず14人の役者全員を面白く見せることを大切にしている。」と流山児さん。

 「4人で立ち上げた劇団が来年で30周年を迎える。最初は舞台の上を四角に歩くことすらできなかった素人たちが、今や歌って踊る堂々とした俳優へと成長した。本番でせりふや段取りを忘れることもあるがそれも味。30年でどこにもない劇団になったと思う。劇場で楽しんでほしい。」と呼びかける。

 河合祥一郎さん(5月25日)、小田島恒志さん(6月1日)、松岡和子さん(6月4日)ら、シェークスピアの研究者、翻訳者とのアフタートークも用意する。

 料金は、一般=4,200円、80歳以上=3,800円、25歳以下=3,000円、中学生以下=1,500円、平日夜=3,500円など。6月4日まで。

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