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水稲荷神社で「高田富士祭」 富士塚登拝、山頂から街に響く鐘の音

山頂の鐘をたたく子どもたち

山頂の鐘をたたく子どもたち

 水稲荷神社(新宿区西早稲田3)で7月19日・20日、「高田(たかた)富士祭」(高ははしごだか)が行われた。

「高田富士」を登拝する祭りの参加者 その1=水稲荷神社で「高田富士祭」

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 941年創建の水稲荷神社。高さ約10メートルの境内にある富士塚「高田富士」は、富士山頂の岩や土で築かれたと伝えられる。「江戸の人造富士中、最大最古のもの」(水稲荷神社)という。「高田富士祭」は毎年、海の日やその前日を中心とした2日間に開催。普段は登ることができない「高田富士」を登拝(登って参拝)し、山頂の鐘をたたくことができる。

 祈りながらたたくと「今年一年の幸せと安全がかなう」とされる山頂の鐘。「高田富士」を登拝した人が「カーン、カーン、カン、カン、カン、カン、カーン」と鐘を鳴らし、その音が周辺に響き渡る様子は、近隣エリアの夏の風物詩となっている。祭りの継続のため、同神社は屋台やちょうちん奉納の幅広い募集に取り組んでいる。

 両日とも近隣に住む小中学生や若者、親子連れなど多くの来場者でにぎわいを見せた。参道では、町会や近隣の飲食店などが屋台を出店。焼きそば、焼き鳥、唐揚げ、かき氷など祭りらしい食事や射的、スーパーボールすくい、コリントゲームなどを楽しむ来場者の姿が見られた。

 神楽殿では、日本空手松涛連盟総本部道場による空手道演武のほか、近隣の「テアトルアカデミー」に所属するアイドル「Follow Me」、ボーカルユニット「menon」、シンガー・ソングライター久能望さん、子供向けファンタジー・バラエティ番組「パニパニパイナ!」のミニショーのほか、毎年出演しているソプラノ歌手の福島由記さんや和太鼓会「和光太鼓」、「戸塚囃子(ばやし)」などがパフォーマンスを披露し、来場者を楽しませた。

 子どもと毎年訪れているという近隣の男性は「地域のみんながこうして楽しめる場所は意外と少ない。保育園の友達と会えるので、子どもたちもみんな楽しみにしていた」と話した。

 毎年運営に携わっている早稲田大学のまちづくりボランティアサークル「まっちワークグループ早稲田」のOBは「参道の一本道にこれだけ多くの人が来るのはすごい。浴衣姿の子どもたちも多く、この日を楽しみにしていたことが伝わってくる。自分も以前は運営側だったので感慨深く、今は来場者として祭りを楽しめることがうれしい」と笑顔を見せる。

 水稲荷神社責任総代の大井一良さんは「祭りへの参加者がかなり増え、今年も多くの人が高田富士に参拝してくれてうれしい」と話す。

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