買う

早大生向け情報誌「Milestone Express」 初のアプリ版も、「双方のメリット生かして」

「文禄堂早稲田店」で「Milestone Express 2023」の納品作業を終えた早稲田大学マイルストーン編集会のメンバー

「文禄堂早稲田店」で「Milestone Express 2023」の納品作業を終えた早稲田大学マイルストーン編集会のメンバー

  • 1

  •  

 早大の出版サークル「早稲田大学マイルストーン編集会」が発行する早大生向けの総合情報誌「Milestone Express(マイルストーンエクスプレス) 2023」が3月10日、発売された。

「芳林堂書店高田馬場店」で「Milestone Express 2023」の納品作業を終えた早稲田大学マイルストーン編集会のメンバー

[広告]

 早大生へのアンケートなどを基に授業やサークル情報などを掲載する「Milestone Express」。今年のキャッチコピーは「あなたの日常、マイルとともに」。今年はアプリ版を新たにリリース。冊子を購入すると利用できる。編集長の廣見結菜さんは「5年ほど前からアプリ化の話はあった。新しいことにチャレンジする一方で、伝統を壊さないか葛藤しながら進めてきた」と話す。

 アプリ化は、同サークルが発行し、新型コロナの影響で2年にわたり廃刊となっていた冊子「新歓MIX」を昨年、ウェブ版として公開したこともきっかけになった。ウェブ版の制作に関わった幹事長の坂井駿太さんは「『新歓MIX』は今年から冊子も復活するが、オンラインの情報も充実させていきたい」と意気込む。

 今年は6611科目の授業情報、625のゼミ情報、618のサークル情報を掲載。巻頭インタビューには、教育学部卒で俳優の小手伸也さんの記事を掲載する。高田馬場、早稲田エリアの飲食店をまとめた付録の小冊子「EXPO2022」では346店舗を紹介する。印刷費用などの値上がりで、価格は600円から700円になった。

 早大周辺の文禄堂早稲田店、芳林堂書店高田馬場店、成文堂早稲田正門前店の、付属校の早稲田大学高等学院に近いオリオン書房上石神井店、系属校の早稲田実業学校に近い紀伊國屋書店国分寺店などでも販売する。廣見さんは「高校生にも大学生活のことを知ってもらえる機会になれば」と話す。

 「『Milestone Express』の1ページが新入生や早大生の次の春につながる1ページになればうれしい。冊子を開いて、早稲田の春が始まるわくわくを感じてもらえるような制作物になった。冊子の偶然性とアプリの検索性、双方のメリットを生かしてもらいたい。読んでもらえれば」と呼びかける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース