ベッセルイン高田馬場駅前(新宿区高田馬場2、TEL 03-3202-0088)が3月25日、オープンする。ホテルコンセプトは「Smart casual(スマートカジュアル)」。
事業主は菊月ビル。全国でホテル事業を展開するベッセルホテル開発(広島県福山市)が運営する。同地は1968(昭和43)年に建てられた菊月ビルの跡地で「建て替えに当たり、地元・高田馬場の役に立つような施設を造りたい」というビルオーナーの思いから、ホテルが少ない高田馬場にホテルが建設されることになった。
鉄骨造り一部鉄筋コンクリート造り。地上13階、地下1階建てで、延べ床面積は約4700平方メートル。客室数は160室。菊月ビル解体時から閉鎖されていた東京メトロ東西線高田馬場駅の4番出入り口も再開する。
3階に2室を用意するサウナとテラスを配した客室「BABAスイート」は、ホテル評論家で近年のサウナブームの仕掛け人として知られる瀧澤信秋さんが監修を担当した。
サウナは2人での利用が可能。プライベートサウナブースであることから短時間でスチーム温度が高まるスチームタイプを採用し、洗面スペースに備える製業務用氷機の氷を浴室に投入することで水風呂も提供する。洗面スペースから動線が続くテラスにはテントで覆う「ととのいスペース」を設ける。
眼下にJR高田馬場駅前ロータリーを望むテラスにはガーデンテーブルを設け、無煙ロースターを用いたバーベキューもオプションで提供する。
朝食は「全国津々浦々 ベッセルホテルズ食べ歩きメニュー」として、北海道の海鮮丼、広島の穴子めし、福岡のもつ鍋など、日本各地の同ホテル所在地の食材や料理を用意する。菊月ビル1階で営業を行っていた和菓子店「菊月堂」のオマージュとして「オリジナル団子」や「みかんどら焼き」などを用意する。
室料(1泊素泊まり)は、ダブル=8,000円~、ツイン=1万円~、「BABAスイート」=4万円~。