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台湾式サンドイッチ専門店「洪瑞珍」 高田馬場に日本1号店

台湾式サンドイッチ専門店「洪瑞珍」の黄哲誠社長(左)

台湾式サンドイッチ専門店「洪瑞珍」の黄哲誠社長(左)

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 台湾式サンドイッチのテイクアウト専門店「洪瑞珍(ホウレイゼン)」(新宿区高田馬場2)がオープンして5月26日で1カ月がたった。

「洪瑞珍」のサンドイッチ=台湾式サンドイッチ専門店「洪瑞珍」 高田馬場に日本1号店

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 1947(昭和22)年、台湾南部の北斗(ベイドウ)で創業。創業当時は月餅や喜餅(シービン)などの菓子を中心に製造販売していたという。店名は創業者の名「洪」に、吉祥を表し縁起がよいと言われる「瑞」「珍」の文字を使う。

 同店の楊舒亭(ヤン・スーティン、亭は女偏が正式表記)さんは「サンドイッチは終戦直後にフランスから台湾に入ってきた。当時の台湾は貧しく、創業者である先々代が卵やハムを薄くするなどの工夫で再現したサンドイッチを外国人が台湾式サンドイッチと呼ぶようになった」と話す。「創業者は、日本人が営む菓子屋で修業した人で、日本人の職人気質を受け継ぎ、ソースや具材まで手作りにこだわった。高田馬場店でもこの伝統を受け継いでいる」とも。

 高田馬場での出店については「学生も含めて外国人が多い街。いろいろな国の文化が根付いていて知名度も高い。高田馬場から店舗を増やしていきたい」と楊さん。

 サンドイッチは、ハム、チーズ、卵、マヨネーズ入りの「満漢(マンハン)」(390円)、「ハム」「チーズ」(以上350円)、「全粒粉ハム」「全粒粉チーズ」(以上390円)、「いちご」「ブルーベリー」(以上320円)の他に期間限定品1種を用意する。

 材料は全て日本で作られたものを使い、店内で手作りして開店時のほか12時、15時、18時に作りたてを提供する。冷蔵庫で3日間保存が可能。

 ドリンクは、サンドイッチのうまみを生かす台湾水出し茶「文山青茶(ウェンシャンチンチャ」「焙香烏龍(ベイシァンウーロン)」「蜜香紅茶(ミィシァンホンチャ)(以上500円)をティーバッグに茶葉を入れたボトルで用意、継ぎ足して3杯は飲むことができる。

 楊さんは「主食としてもおやつとしても手軽に食べられる。日持ちがするので日本の家庭でも冷蔵庫の中に常備してもらえるように広めていきたい。サンドイッチといえば『洪瑞珍』と思ってもらえるようになれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時30分~19時30分。

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