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早大「早稲田スポーツ」が600号 体育各部の取材64年、「多くの人に感謝」

東日印刷から進呈された記念パネルを持つ、「早稲田スポーツ新聞会」副編集長の星野有哉さん、編集長の横松さくらさん、主務の荒井結月さん(左から)

東日印刷から進呈された記念パネルを持つ、「早稲田スポーツ新聞会」副編集長の星野有哉さん、編集長の横松さくらさん、主務の荒井結月さん(左から)

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 早大公認サークル「早稲田スポーツ新聞会」が通算600号となる「早慶野球(春)号」を5月27日、発行した。

校了後に出来たての600号を持つ「早稲田スポーツ新聞会」のメンバー

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 「早稲田スポーツ新聞会」は、早大の体育各部のニュースを伝える新聞「早稲田スポーツ(以下、早スポ)」を発行する学生サークル。体育各部は44あり約2600人が所属する。年12回、紙面を発行するほか、野球部やラグビー蹴球部などが優勝した時には号外も発行する。1959(昭和34)年から活動しており、現在は各学年当たり50~60人が所属している。

 早スポは、早大キャンパス内のラックや早慶戦時の神宮球場などに配架する。紙面データはホームページにも掲載。定期購読(4,000円/年)も受け付ける。ホームページでは特集記事も配信。各部の試合結果の速報や紙面でも掲載する選手や監督のインタビュー、早大とライバル校との対談などを伝える。

 600号を記念した「早慶野球(春)号」は14面・2万部を発行。通常は10面・1万部のところをページ数・部数とも増やした。同会主務の荒井結月さんは「今回は記念号なので、早慶戦の神宮球場に配架するとき不足しないように部数を大幅に増やした。長く続いてきた早スポの歴史の上で、記念号に関わることができ、感慨深い」と話す。

 5月27日・28日に開催される「東京六大学野球2023春季リーグ戦」の早慶戦をより楽しめるようにと、1面は右投手のエースナンバー背番号11番を背負う加藤孝太郎投手を特集。シリーズ最多4勝と早慶戦での初白星を狙うエースのこれまでの歩みをまとめた。14面では早大の打線をけん引する熊田任洋副将、中村将希外野手を特集。早慶の予想ベンチ入り選手、スタッフの紹介なども掲載する。

 8面・9面では「600号記念特集」として、体育各部出身者では初の総長になる田中愛治総長(空手部)と卒業生組織である稲門体育会の河野洋平会長(競走部)の対談を掲載。学生時代や部活の思い出、早慶戦への思いなどをインタビュー形式で伝える。記事広告には、学生時代に応援部で主将を務め、現在は応援部名誉会長で校友会顧問の福田秋秀さんが登場。読者に「早稲田愛を高めてほしい」と呼びかけた。

 編集長の横松さくらさんは「早稲田のつながりを強く感じる記念号の制作となった。早稲田の歴史や良いところを感じさせられる中で大変な作業も多かったが、終わってみると楽しかった。多くの人に協力してもらい、感謝している」と振り返る。

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