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早大で4年ぶりに制限なしのオープンキャンパス 「過去最多」の6.5万人が来場

早稲田キャンパスの受付の様子

早稲田キャンパスの受付の様子

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 早稲田大学(新宿区戸塚町1)でオープンキャンパスが8月5日、6日に行われた。「過去最多となる延べ約6.5万人の来場があった」(早大)という。

早大のオープンキャンパスの様子 その1

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 新型コロナの影響で2020年と2021年はオンライン、昨年は事前予約制だったが、4年ぶりに予約不要で参加できる従来の形での開催となった。キャンパス内やキャンパス周辺では、早大を目指す高校生や保護者などでにぎわいが生まれた。早稲田キャンパスのほか、戸山キャンパス、理工系学部のある西早稲田キャンパスでも同日、開催した。

 学部紹介や模擬講義だけでなく、現役早大生とコミュニケーションが取れることも特徴の一つ。現役生のキャンパスツアーやサークル紹介、現役生の企画も組み込み、高校生が直接、早大生に質問したり、受験勉強のやり方やモチベーション維持の方法を聞いたりする姿も見られた。

 キャンパスツアーガイドの徳永陽奈さんは「早稲田に行きたいと思っている人が多いので、学部の説明をしっかりし、学生生活の深いところまで話すように心がけた」、奥田篤宇さんは「担当したグループは2年生が多かったので、大学受験の漠然とした不安を和らげるように心がけた」、柏木晴帆さんは「保護者の参加も多かったので、フリートークでは保護者目線からの話もした」と話す。

 パンフレットでは、初めて早稲田キャンパス周辺の飲食店の総称「ワセメシ」50店舗を紹介。キャンパス周辺も体験してもらえるように工夫した。「ワセメシ」の人気店「キッチン南国」の石井直樹さんは「ものすごいお客さんだった。夏休みで学生さんが少ない時期なので、とてもありがたい。来年の春に『また食べに来ました』と言ってもらえるとうれしい」と話す。

 神奈川県の女子高校生(2年)は「校舎がすごくきれいで、カフェなどの店も充実していた。サークル活動も活発ですごく良いと思った。行きたい分野の話も聞けて、進学への思いが強まった」、茨城県の男子高校生(3年)は「基幹理工学部に進学したい。説明会では短い時間でどんなことをやっているかを知れたり、現役生の人と話したりできて良かった」と話す。

 早大・入学センターの渡部美紗さんは「在学生・教職員やキャンパスの魅力に触れることで、『早稲田大学がいいな』と一人でも多くの方に感じてもらえたのであればうれしい。早稲田は誰にでも居場所がある大学。受験生の皆さんには『早稲田の杜(もり)』で、今まで以上に学びや活動の幅を広げてほしい」と話す。

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