食べる

油そば「武蔵野アブラ学会」がリフレッシュ工事 「あの学会が冷たい水を」

リフレッシュ工事中の「武蔵野アブラ学会」共同創業者の角幡陽平さん

リフレッシュ工事中の「武蔵野アブラ学会」共同創業者の角幡陽平さん

  • 6

  •  

 油そば専門店「武蔵野アブラ学会早稲田総本店」(新宿区)がリフレッシュ工事を終え9月11日、再オープンした。

「武蔵野アブラ学会早稲田総本店」の「武蔵野味玉油そば」(760円)

[広告]

 早稲田大学周辺にある飲食店の総称「ワセメシ」の行列ができる人気店として知られる「武蔵野アブラ学会」。2010(平成22)年、都電早稲田駅前に「ボロ屋。狭い。ダメ昭和の遺構。」(同店)という「早稲田総本店」(新宿区西早稲田1)をオープンした。今年6月には、地下鉄東西線早稲田駅前に「武蔵野アブラ学会早稲田別館」(喜久井町)をオープンしたほか、代々木、明大前、吉祥寺、神田にも店を構える。

 開業以来、小さな改装を繰り返してきた同店。今回のリフレッシュ工事は9月4日~10日に行った。

 客席部分では、入り口付近に冷水機を導入。これまでは、各席に用意された蛇口に水道水を直接通していた。共同創業者の角幡陽平さんは「別館をオープンして以来、特にお客さんから『ぬるい』という声が多く聞かれたため、改善した。飲食店の水は普通冷たいものなので、『あの学会が冷たい水を出すようになった』と言われても、特別なことではない」と笑顔を見せる。

 座席部分の板を張り替えたほか、カウンターに天板を貼り付けるなどのメンテナンスも行った。店内のスペースを確保するために食券機を店頭に移動したほか、メニューのサンプルなどを展示するショーケースも設けた。

 厨房(ちゅうぼう)器具も強化した。ゆで麺機以外は家庭用の調理器具を使用してきたが、業務用の厨房器具を新たに導入。角幡さんは「改めるべきを改めよう、心を入れ替える感じで取り組んだ。仕込みの効率が良くなったり、新しいメニューを提供できるようになったりもしている。新メニューに期待してもらえれば」と意気込む。

 営業時間は10時30分~翌2時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース