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芳林堂書店がオリジナルカレー 「ネタじゃない本気」「ノリで作った」のポップも

書泉オリジナルレトルトカレーの売り場と芳林堂書店高田馬場店のスタッフ

書泉オリジナルレトルトカレーの売り場と芳林堂書店高田馬場店のスタッフ

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 オリジナルレトルトカレーの販売が9月13日、芳林堂書店高田馬場店(新宿区高田馬場1)で始まった。

「ケンシロウ愛のビーフカレー 辛口」と「ラオウ悔いなしチキンカレー 中辛」のパッケージ

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 販売が始まったのは、芳林堂書店を運営する書泉(千代田区神田神保町1)が、12月20日まで開催される「神田カレーグランプリ」を盛り上げようと企画したオリジナルレトルトカレー。書泉が提案した「カレーグランプリ」と今年連載40周年を迎えた「北斗の拳」のコラボ企画の一環。書泉グループでコラボグッズの展開などを行うほか、カレーグランプリ参加店ではコラボ限定の北斗の拳キャラクターカードの配布を枚数限定で行う。カレーの販売開始は記念日「北斗の拳の日」に合わせた。書泉オンラインでも購入できる。

 カレーは「ケンシロウ愛のビーフカレー(ビーフビンダルーカレー)辛口」「ラオウ悔いなしチキンカレー(バターチキンカレー)中辛」(以上950円)の2種類。書泉がカレーのイメージを考案し、36チャンバース・オブ・スパイス(渋谷区)と共に開発した。

 「各店舗でのレトルトカレーフェアや、高田馬場店でのメーヤウ(西早稲田の激辛エスニックカレー専門店)のレトルトカレーの販売が好調で、本とカレーは相性が良い。『カレーグランプリ』に参加する上で書店として何ができるのかを考え、オリジナルカレーを作ろうとなった」と書泉の手林大輔社長。

 ケンシロウとラオウのキャラクターカラーが、それぞれ濃い紺と赤ということもあり、黒と赤の対比をパッケージやルーの色で演出。「ケンシロウのビーフビンダルーカレーは和牛を使っている。スパイスと酸味がガツンと来るようにした。ラオウのバターチキンカレーは味にコクがあるので、辛いものが苦手な人でもなるべく食べられるように調整した。少しさらっともさせた」と話す。ルーの黒色を出すために竹炭などを使ったという。

 レトルトカレー作りへの取り組みは初めてということもあって、「ケンシロウのカレーに使う具材は当初、豚肉の予定だったが、手違いで和牛になってしまった」「9月13日の発売に間に合わせないといけないのに、こだわりすぎて8月中旬まで試食していた」などのエピソードも。店内では「本屋がノリでつくった」「ネタじゃない本気でつくりました」などのポップで売り場を展開する。

 レトルトカレーには、書泉限定のラオウとジュウザのプレミアムカードを同封。主人公ケンシロウ最大のライバルであるラオウのカレーにはラオウのカード、ケンシロウのカレーにはラオウを追い詰めたジュウザのカードが入る仕様。手林社長は「社員にどのキャラクターがいいか聞いたら、ラオウとジュウザだった。ラオウとケンシロウのカードをそれぞれに入れないところが当社らしいと思う」と笑顔を見せる。

 山本善之店長は「作品の世界を実現させようと、レシピやパッケージにはしっかりこだわった。ぜひ一度は食べてほしい」と呼びかける。「今回でオリジナルのカレーが作るノウハウや流れなど分かったので、今後は高田馬場店のオリジナルカレーも作っていきたい」とも。

 コラボではマグカップ(1,650円)も販売している。カレー皿やバンダナの販売も予定する。販売は12月末まで。

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