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「愛国製茶」が創業の地・高田馬場に移転 「伝統文化、発信していきたい」

「愛国製茶」の馬場智香子さんと馬場章夫社長(左から)

「愛国製茶」の馬場智香子さんと馬場章夫社長(左から)

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 日本茶専門店「愛国製茶 本店」(新宿区高田馬場4、TEL 03-6304-0813)が移転オープンして1カ月がたった。

「愛国製茶」のボトルティー「CRAFT BREW TEA 天皇杯受賞生産組合の茶 TBT-31」

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 1933(昭和8)年創業の同社は、「お茶の心を伝える」を社是にする、高田馬場エリアでも有数の老舗企業。創業時は戦時中で日本軍や宮内省などが取引先だったことから「愛国製茶」と名付けられた。戦後は百貨店を中心に事業を展開してきた。

 静岡県富士宮市に自社工場を展開し、自社ブランド「茶通人(ちゃつう)」、抹茶洋菓子ブランド「Tea-Tsu(ティー・ツー)」などの商品開発にも力を入れるほか、百貨店のPB商品の開発にも取り組んでいる。

 これまで本店は、新目白通りと明治通りの交差点を東に向かった東京さくらトラム(都電荒川線)の面影橋駅前にあったが、建物の老朽化が進んでいたため、創業の地である高田馬場に移転した。同時に本社も移転した。

 新しい本店では、茶葉やティーパック約50種、菓子約30種のほか、ボトルティーや茶器など、お茶に関連する商品を取りそろえる。本店限定商品として、静岡の掛川煎茶「楽天」(1,080円)、「青山」(648円)、「あいこく」(540円)、「山吹」(324円、以上100グラム)も用意する。

 馬場章夫社長は「本社も併設しているので、最も商品が充実した売り場になっている。最近は外国人のお客さまも増えているので、海外の方ともつながりをつくりつつ、日本の伝統文化を発信していければ」と意気込む。

 営業時間は10時~17時30分。土曜・日曜定休。

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