早大の出版サークル「早稲田大学マイルストーン編集会」が早大生向け総合情報誌「Milestone Express(マイルストーンエクスプレス) 2024」を3月9日、発行した。
文禄堂早稲田店への納品の様子 その1=早大生向け情報誌「マイルストーン」
例年約1万5000冊の売り上げがあるという同誌。今年は「大丈夫、マイルがある。」をキャッチコピーに、早大生への約2万件のアンケートなどを基にした6644科目の授業情報、599のゼミ情報、607のサークル情報のほか、巻頭インタビューには第一文学部卒で歌人の俵万智さんの記事を掲載する。付録の小冊子「EXPO2024」では高田馬場、早稲田エリアの飲食店情報をまとめ、340店舗を紹介する。
2024年度版の制作から、授業科目のアンケートを集めるツールを一新したといい、編集長の前原健人さんは「一時はエラーがあって、思うようにアンケートが集まらない時期もあったが、作業量を減らしながら、最終的には去年とほぼ同数の科目情報を載せられて良かった」と話す。
これまで授業科目は、「内容の面白さ」と「単位の取りやすさ」で評価していたが、高い成績が欲しい学生に向けて「高成績の取りやすさ」の項目を追加した。開講時期や形式を示すアイコン欄には、グループワークの有無の情報も加えた。
販売は早大周辺の文禄堂早稲田店、芳林堂書店高田馬場店、成文堂早稲田正門前店のほか、付属校の早稲田大学高等学院に近いオリオン書房上石神井店、系属校の早稲田実業学校に近い紀伊國屋書店国分寺店などにも展開する。書泉オンラインや菊屋書店(埼玉県所沢市)で通信販売を行う。
前原さんは「本年度は科目評価の欄に新たな項目を追加するなど、より便利な雑誌になるよう変更を行った。早大生の科目登録、ひいては大学生活の助けとなる存在に、この一冊がなってくれれば」と話す。