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高田馬場「サンの家」の多世代食堂、 区内事業者とボランティア休暇制度で交流

多世代食堂「サンの家食堂」関係者

多世代食堂「サンの家食堂」関係者

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 社会福祉法人サンが、人材サービス会社ネオキャリア(新宿区)社員のボランティアを受け入れて4月19日に「サンの家食堂」(高田馬場1)で弁当を販売した。

サンの家食堂の弁当

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 社会福祉法人サンは、高田馬場周辺で認知症対応型共同生活介護事業(グループホーム)、認知症対応型通所介護事業(デイサービス)などを行う。「サンの家食堂」は、カフェ・貸しスペース「サンの家」で行う、地域の子どもから高齢者まで利用できる多世代食堂。弁当の用意、会食の準備は、諏訪町会を中心に地域のボランティアの協力を得て行う。

 ネオキャリアは、採用、就労支援、業務支援を行う人材総合サービス会社。同社では社員のボランティア活動を後押しするボランティア休暇制度「地域社会貢献Day」を取り入れている。

 この日参加した社員は4人。弁当60食を調理販売したほか、隣接するグループホーム、デイサービスの施設見学を行い、多世代食堂を始めた経緯や社会福祉法人が抱える問題などについて施設担当者と相互理解を深めた。

 入社5年目で保育士の就労支援を行う山田将輝さんは「社内の制度を活用したボランティアで改めて、お金をもらわないからこその価値のある活動もあると感じた。業務的にも日頃お客さまとして接する社会福祉法人を運営する人の生の声や思いを聞くことができ、お客さまに適切なサービスを届けるイメージが湧いてきた」と話す。

 サンで地域連携を担当する矢澤成晃さんは「今回の取り組みは、人材会社で働く人から、いろいろな意見や感想を得ることができ大変意味のある時間になった。サンの家食堂としては、まずは傾聴や見守りという点で地域の人に必要とされる場所でありたい。そのためには町の人の力が必要だということを今日も改めて感じた。今後もこのつながりを大事にしたい」と話す。

 サンの家食堂は、毎月第1、第3金曜、17時~19時に営業。料金は200円、未就学児無料、高校生以下=100円。要事前申し込み。

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