西早稲田の徳島ラーメン専門店「うだつ食堂」(新宿区西早稲田1、TEL 03-5292-9711)が現在、25周年を記念した限定メニューの二郎系ラーメンを提供している。
「日本一美味(おいし)い徳島ラーメンを東京へ」という思いで徳島県出身の創業者が、1999(平成11)年にオープンした同店。日本ハムの前身である徳島ハムの工場があり、豚ガラが安価に手に入ったことをルーツとする徳島ラーメンを提供する。
店内では、徳島県の名勝のポスターや徳島の路線図を掲示したり、阿波踊りの軽快なリズムを流したりと、東京にいながら徳島を体感できる店作りをしている。2017(平成29)年には、徳島県などで構成される「とくしまブランド推進機構」が推進する「阿波ふうどスペシャリスト」に認定された。
店長の小林将人さんは「いつか二郎系ラーメンをやりたいと思っていた。タイミングを見計らっていたが、8月に25周年を迎えることをきっかけに、提供することにした」と話す。スープともやしは、通常メニューと同じものを使用。麺はちぢれた中太麺を用意し、チャーシューも通常メニューとは異なる豚バラのブロック肉を使って、二郎系ラーメンらしさを出した。
「鶏ガラも使っているスープなので、しつこさがなく、上品な感じの二郎になったと思う。黒豆もやしを使っているので、シャキシャキ感も楽しんでもらいたい」と小林さん。「コロナ禍もありながら、25年もやってこられたのはお客さんのおかげ。お客さんに喜んでほしいという思いで作った二郎系ラーメンを食べてもらえれば」と呼びかける。
価格は1,000円、肉増しは1,380円。大盛り無料。注文時に「ニンニク」「ヤサイ」「アブラ」「カラメ」の量を店員に伝えられるオペレーションを用意する。営業時間は11時~22時。7月2日まで。