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早大でパリ五輪・パラ壮行会 在学生・卒業生32選手が出場、学生がエール

(左から)鈴木梨羅選手、松本信歩選手、牧野紘子選手、舟山真弘選手、鈴木孝幸選手

(左から)鈴木梨羅選手、松本信歩選手、牧野紘子選手、舟山真弘選手、鈴木孝幸選手

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 パリ2024オリンピック・パラリンピックに出場する早稲田大学の学生やその卒業生の壮行会が7月10日、早稲田大学小野記念講堂(新宿区戸塚町1)で開催された。

校歌斉唱の様子=早大でパリ五輪・パラ壮行会

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 早大の体育各部からはオリンピックに学生6人と卒業生22人が、パラリンピックに学生1人、卒業生3人が、それぞれ出場する。壮行会には、うち5人が参加。応援部によるパフォーマンスや校歌斉唱が行われ、参加した学生200人以上から歓声が送られた。学生620人から寄せられた応援メッセージボードも披露された。

 重量挙げ女子49キロ級に出場する鈴木梨羅選手(スポーツ科学部卒)は「初めてのオリンピックですごく緊張している。ウエートリフティング競技は時に孤独に感じることがあるが、こうしてたくさんの人に集まってもらい、応援部の皆さんにはすてきなパフォーマンスも披露してもらい、本当に力が湧いた」と感謝する。

 競泳女子200メートルバタフライと4×200メートルフリーリレーに出場する牧野紘子選手(教育学部卒、教育学研究科博士後期課程在学中)は、「初めてのオリンピックでどういうものか、まだ想像の中だが、雰囲気を自分のものにして自分らしく泳いで、決勝進出・自己ベスト更新を目標に頑張っていきたい。今回の壮行会のパワーを借りて楽しんできたい」と笑顔を見せる。

 競泳女子200メートル個人メドレーに出場する松本信歩選手(スポーツ科学部4年)は「初めてのオリンピックで、目標は準決勝で自己ベストを更新して、決勝に進出すること。世界のレベルも上がっていて、簡単なことではないが、今回もらった応援の力を武器に頑張りたい」と力を込める。

 卓球クラス10の男子シングルスとダブルスに出場する舟山真弘選手(文学部2年)は「このような素晴らしい壮行会で皆さんに温かいエールを送ってもらった。初めてのパラリンピックの舞台を楽しめるように、そして目標であるメダル獲得に向けて頑張っていきたい」と意気込む。

 競泳男子50メートル自由形(S4)など5種目に出場する鈴木孝幸選手(教育学部卒)は「パラリンピック出場はありがたいことに6回目。早大4年時の2008(平成20)年に北京パラリンピックがあって、それに向けた4年間の早稲田でのトレーニングが礎になってここまで来られていると感じている」と話す。「毎回パラリンピックに出る際には早稲田の皆さんに応援してもらってきた。この雰囲気が欲しいとちょうど思っていたタイミングで壮行会を開いてもらい、またたくさんの勇気をもらった」とも。

 早大体育各部の学生・卒業生はこれまでに、夏季オリンピックで金メダル10個・銀メダル20個・銅メダル21個を、夏季パラリンピックで金メダル7個・銀メダル9個・銅メダル11個を、それぞれ獲得している。

 パリ2024オリンピックは7月24日から競技が始まり、開会式は日本時間7月27日2時30分から。パリ2024パラリンピックの開会式は日本時間8月29日3時から。

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