「立ち喰(ぐ)いそばうどん松石」(新宿区高田馬場1)が9月18日、高田馬場駅前にオープンした。
店主の成田洋一さんがオープン。飲食店で調理担当として働きながら、立ち食いそばを食べ歩いてきたという。「昭和の古き良き立ち食いそば」をコンセプトに食べ歩きの中で、「こうだったらうれしい」と感じたトッピングの切り方や接客などを詰め込んでいるといい、友人の協力を得ながら営業する。
店を開いたのは東京メトロ東西線高田馬場駅5番出口直結の「高田馬場地下鉄名店ビル」地下1階。店舗面積は約13坪。「立ち食いそば店は減ってきているが、高田馬場では特に減っていて、さみしさがあった」と成田さん。友人の紹介もあって高田馬場に出店した。
麺と天ぷらは、いずれも立ち食いそば店への卸売りが主という「むらめん」(世田谷区)と「天ぷらのいわた」(横浜市)の2店から仕入れる。そばは黒の粗びき麺のほか、田舎そばも用意。天ぷらは3種類用意する。「麺と天ぷらをつなぎ合わせようと何十回も試作を繰り返した」(成田さん)という自家製のつゆは、昆布・かつお節・さば節・シイタケで取っただしに鹿児島産の甘いしょうゆなどを合わせる。
メニューは、豚こま肉の自家製甘辛煮をのせた「肉そば」(630円)と「肉玉そば」(680円)の2品のほか、「かき揚げそば」「紅生姜(しょうが)天そば」(以上540円)、「春菊天そば」(570円)、「納豆そば」(490円)、「たぬきそば」(440円)、「かけそば」(390円)など。全てのそばとうどんにホウレンソウ・ワカメ・ネギをトッピングする。9時までは、かけそばにご飯と納豆または卵が付く朝得セット(500円)も用意する。10月1日からは冷やしメニューや「きつねそば」(490円)も提供する。
成田さんは「2店にはよく協力してもらった。立ち食いそば好きならぜひ試してほしい」と話す。
営業時間は7時~21時。土曜・日曜・祝日定休。