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高田馬場の「地球を旅するCAFE」が10周年 「みんなと店をこれからも」

10周年の記念日に集まった店主の山下夏沙さん(中央)とスタッフ

10周年の記念日に集まった店主の山下夏沙さん(中央)とスタッフ

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 高田馬場の「地球を旅するCAFE」(新宿区高田馬場2)が10月20日、10周年を迎えた。

店内の様子 その1=高田馬場の「地球を旅するCAFE」が10周年

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 店主の山下夏沙さんは、世界70カ国を旅行した経験を持つ。旅で出会った夫と「世界中を旅しながら出会ったアイデアやストーリーを詰め込んだ空間を作りたい」と店をオープン。内装工事は2人の友人約100人が手伝ってくれたという。山下さんは「手作りの内装がどうなることかと思ったが、今もほとんどそのまま使えている。全てに思い出が詰まった店」と話す。店舗面積は約10坪。席数は18席。

 オープン当初は世界中の料理やオーガニックやビーガン対応の料理などを提供するディナー中心の営業だった。山下さんは「珍しいスタイルだったので、遠方から店を目指して来てくれるお客さんも多かった」と話す。世界を旅行する中で出会ったタイ北部チェンマイのアカ族が作るコーヒー豆をオープン時から扱っていることも特徴。

 2020年7月には、アカ族のコーヒー豆を提供するチェンマイのコーヒーショップ「AKHA AMA COFFEE」を現地のオーナーと共同で神楽坂に国内初出店した。「地球を旅するCAFE」は新型コロナの影響や生活スタイルの変化などから、2022年6月に食事を中心としたランチとディナー営業を終了し、コーヒー、スイーツ、サンドイッチを提供するカフェスタイルにリニューアル。今年10月には、「AKHA AMA COFFEE」の国内2号店を早大近くにオープンさせるなど、事業の幅を広げてきた。

 「地球を旅するCAFE」の現在のメニューは、エスプレッソ(570円)、アメリカーノ(600円)、カプチーノ、カフェラテ(以上650円)、ハンドドリップコーヒー(690円)などコーヒーメニュー9種。アールグレイティー、カモミールティーなど紅茶4種(660円)、オーガニックジンジャーエール、オーガニックりんごジュース(以上680円)などジュース5種。

 スイーツは、米粉のスコーン(ダークチョコ×クランベリー、480円)、イチゴとクルミのブラウニー(580円)、キャロットケーキ、米粉のスコーン(以上550円)など7種、フードはハム&チーズサンドイッチ(660円)、タイソーセージサンドイッチ(760円)、ジャガイモとホウレンソウとハーブスパイスのキッシュ(600円)を用意する。

 山下さんは「始めた頃は自分たちだけで店を切り盛りしていたが、今は『一緒にやりたい』と言ってくれるスタッフが10周年の記念グッズをデザインしてくれるなど、いろいろ工夫してくれている。みんなと一緒に作り上げたお店を、みんなでこれからも続けていければ」と話す。

 営業時間は9時~17時。

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