
早稲田大学の体育各部に入部した1年生が参加する「2025年度 体育各部新入部員パレード(交通安全パレード)」が5月24日、早大早稲田キャンパス周辺で開催された。
主催は早大が公認する運動部である「体育各部」の全44部と早稲田スポーツ新聞会の代表者で構成する早稲田大学体育各部実行委員会。毎年の恒例行事で、パレードは新入生の紹介のほか、交通安全啓発の横断幕やのぼりを掲げて交通安全を促進する。
当日は競技用ユニホームを着用した新入部員650人のほか、応援部80人、実行委員会80人が参加した。今年は早稲田通り沿いの早稲田キャンパス29号館付近からスタート。隊列は西早稲田交差点まで伸び、200メートル以上に及んだ。応援部リーダーが校旗を掲げて先導し、馬場下交差点から早大南門通りに入り、大隈通り、グランド坂通り、西門通り、早稲田キャンパスを抜け、大隈記念講堂まで行進した。
応援部吹奏楽団が応援曲メドレーを演奏する中、約1時間にわたって早稲田の街を練り歩いた。沿道には近隣の住民や商店、飲食店の人のほか、保護者や早大生などの見物客の姿が多く見られ、新入部員らに声援を送った。早稲田キャンパス周辺の商店会では応援のうちわを配布して、パレードを盛り上げた。
パレード後は大隈記念講堂で宣誓式が行われ、新入部員を代表して米式蹴球(アメリカンフットボール)部の鳩場柊介さんと少林寺拳法部の若村春佳さんが誓いの言葉を述べた。早大競技スポーツセンターの石井昌幸所長は「今日ここにいる皆さんは今後ずっと付き合っていく仲間でありライバル。ぶつかることもあるが、それが成長させてくれると思う。今日という日を出発点にして、4年間やり遂げてほしい」と言葉を贈った。