都電荒川線沿いにある早稲田商店会、大隈通り商店会(以上、新宿区)、庚申塚商栄会(豊島区)が連携し、「商店街で楽しむクオリティLINE!」事業を展開する。同事業は今年度の「東京都広域支援型商店会事業」に採択されている。
8月22日、リーガロイヤルホテル東京(新宿区戸塚町1)で開かれた「都電落語会」(林家こん平事務所主催)の4周年記念イベントに併せ、同事業のキックオフセレモニーが開催された。
セレモニーには3商店会関係者、吉住健一新宿区長、高野之夫豊島区長のほか、衆議院議員や落語関係者ら多くの関係者が集まった。「都電落語会」を企画した落語家・林家こん平さんも闘病中ながら姿を見せ参加者から大きな拍手が送られた。
同事業では以下を予定している。エンターテインメントステージショー「わせだのまちの芸術祭」(9月17日=早稲田大学)、しょうてん会寄席+ライトアップ&イルミ点灯式(11月17日、水稲荷神社境内)、親子読み聞かせステージ(11月25日=早稲田大学)、パフォーマンスショー(同=大隈通り)、しょうてん会寄席(12月21日=庚申塚)。イベント開催日には、2014年から続く都営荒川線を一両貸し切って江戸落語を楽しむ「都電落語会」の電車も運行される。
早稲田大隈商店会の佐藤靖子事務局長は「3商店会は都電荒川線沿線で、それぞれ早稲田大学、大正大学が立地する『大学町』。学生たちの協力なども得て商店会のみならず沿線の活性化に貢献したい」と話す。セレモニーでも早稲田大学応援団による演舞・エールなどが披露され会場を盛り上げた。