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下落合の「伊良コーラ」が開けてすぐ飲める「クラフトコーラ」 「家庭でも」

「伊良コーラ」が発表したキャップを開けたらすぐ飲める「IYOSHI CRAFT COLA」

「伊良コーラ」が発表したキャップを開けたらすぐ飲める「IYOSHI CRAFT COLA」

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 下落合にあるクラフトコーラ専門店「伊良(いよし)コーラ」(新宿区高田馬場3)がキャップを開けたらすぐ飲める新商品「IYOSHI CRAFT COLA」を5月1日発表した。

「カワセミ号」で販売を行うコーラ小林さん(休業前の様子)

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 「伊良コーラ」は2018(平成30)年7月に創業したクラフトコーラの専門メーカー。同社では「クラフトコーラの専門メーカーは世界初」としている。当初は移動販売車「カワセミ号」で営業していたが、下落合に初の路面店「伊良コーラ総本店下落合(以下、総本店)」を2020年2月、オープンした。

 代表のコーラ小林さんの祖父で和漢方職人だった伊東良太郎さんが営んでいた「伊良葯工(いよしやっこう)」から屋号と工房を引き継いでいる。「コーラ」の語源になったコラの木に実る「コーラナッツ」や10種類以上のスパイス、かんきつ類を合わせたクラフトコーラの原液を製造・販売してきた。店頭では、原液を炭酸水で割ったドリンクメニューも提供する。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け「感染拡大に寄与することは絶対にあってはならない」との判断から総本店と移動販売は休業し、オンラインのみで販売を行っている。コーラ小林さんはコロナ禍で「日本発の文化として産声を上げたクラフトコーラの火を絶やさないため、伊良コーラができることを考えた」と話す。

 「より多くの人に家庭での豊かな時間を創出することに役立つことができれば」(コーラ小林さん)という思いから、「IYOSHI CRAFT COLA」を開発。「伊良コーラ」の原液と炭酸を配合し、「キャップを開けたらすぐ飲める」ことが特徴。開発に当たりコーラ小林さんは「その場で炭酸とシロップを混ぜた時の香りとコクの再現が難しかった。追いスパイスなどをし、限界までろ過の工程を工夫して再現性を高めた」と振り返る。「ボトル商品ならではの違いとして、スパイシーでよりキレがあるフレーバーに仕上げている」とも。

 「家庭でクラフトコーラを楽しんでもらいたい」「完成してから販売するのではなく、その過程も共有したかった」などの思いから、クラウドファンディングを開始。クラウドファンディングの目標金額は100万円。5月13日現在、255人の支援者が160万円超の支援をしている。

 リターンは「IYOSHI CRAFT COLA」6本セットの「IYOSHI CRAFT COLA堪能セット」(4,500円)、「『伊の字』 Tシャツ Mサイズ(ワンサイズ)」(5,500円)のほか、コーラ小林さんが店やブランドの打ち合わせにオンラインで参加し、アイデアを出してくれる「コーラ小林コンサル」(3万円)などを用意する。クラウドファンディングは6月20日まで。

 小林さんは「伊良コーラが常識や既成概念を壊していくことで、人々を縛る『こうあるべきだ』という観念を世界中から無くしたい。そして、日本発の『伊良コーラ』がコカ・ペプシに肩を並べる世界的メーカーになっていく軌跡がロールモデルとなり、子どもたちがおのおのの『好きなことや得意分野』に自信を持ち、人と違うことをしていても胸を張れる国にしていければ」と意気込む。

 中長期的に飲食店・小売店でも「IYOSHI CRAFT COLA」の取り扱いを増やす予定。

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