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早大のカフェが「ランチサポートプロジェクト」 卒業生らの支援、学生にベーグル無料提供

「早稲田ランチサポートプロジェクト」で提供するベーグルを持つ「Uni.Cafe 125」のスタッフ

「早稲田ランチサポートプロジェクト」で提供するベーグルを持つ「Uni.Cafe 125」のスタッフ

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 早稲田大学早稲田キャンパスにある「Uni.Cafe 125」(新宿区戸塚町1)が、現役早大生に無料でベーグルを提供するプロジェクト「早稲田ランチサポートプロジェクト」を1月25日、開始した。

「早稲田ランチサポートプロジェクト」で提供する「スモークサーモン&カッテージチーズ」

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 「Uni.Shop&Cafe 125」は、早稲田大学のオフィシャルグッズショップとカフェを併設した施設として2002(平成14)年にオープン。「Uni.Shop 125」は早稲田大学のグッズを約200種類、800アイテムそろえる。「Uni.Cafe 125」の席数はテラス50席、室内50席。学生や教員だけでなく、近隣住民や早稲田大学を訪問する人たちからも親しまれている。

 早稲田大学は新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、本年度は多くの授業をオンラインで行っており、大学構内の様子は「この10カ月ほどで一変した」という。例年通りの学生生活が送れず、苦しい状況にいる学生が多く存在する中、「早稲田だけは元気でいてほしい」「早稲田の学生には、いつも前を向いて笑顔でいてほしい」という思いから立ち上げることにした。

 「早稲田ランチサポートプロジェクト」は、支援者から支援金をベーグルランチ代金として預かり、現役早大生に無料で「ベーグルランチ」を提供するもの。「ベーグルランチ」を食べた学生は、画像や動画で支援者に対し、感謝の気持ちを伝える。その様子をホームページやSNSなどに掲載する。学生が受け取れるベーグルは1人1日1個。先着順で、当日準備した分がなくなり次第提供終了となる。

 定番のベーグルのメニューは「スモークサーモン&カッテージチーズ」「ローストビーフ&ポテトピューレ」「スモークチキン&ナチュラルチーズ」「ブルーベリー&クリームチーズ」などがあるが、日替わりで特定のメニューを提供する。1日30食程度を用意し、現役の早稲田大学の学生であれば「Uni.Cafe 125」で学生証を提示し、支援者へのメッセージを伝えることで誰でもランチを受け取ることができる。

 プロジェクトはクレジットカード決済や銀行口座振り込みで支援できる。支援金額はランチ1食分(400円)から可能で、10食分(4,000円)、25食分(1万円)、100食分(4万円)、150食分(6万円)、200食分(8万円)、250食分(10万円)を設定する。

 店舗での支援も受け付けており、店舗では任意の金額での支援も行える。1月25日時点で、ベーグルランチ330食分の支援が校友(卒業生)などから集まっており、初日の1月25日は10食分のベーグルランチを現役早大生に提供した。

 同店を運営するデューク・コーポレーションの熊谷佑樹さんは「早稲田大学には、卒業生が現役学生を支援するという文化がある。今回コロナ禍をきっかけに新しい取り組みとして始めたが、今後も続けていけるような仕組みにして、活動を継続していければ」と意気込む。

 配布日時は1月25日~29日、2月1日~3日の12時~15時。2月4日からは入試期間になるため配布は行わない。入試期間が終了したら、再開する予定。

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