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高田馬場のベーカリー「馬場FLAT」が「パンに合う黒カレー」 「癖になる辛さ」

「馬場FLAT HANARE(はなれ)」のシェフ・岩見智之さん(中央)とスタッフの皆さん(撮影のためマスクを外している)

「馬場FLAT HANARE(はなれ)」のシェフ・岩見智之さん(中央)とスタッフの皆さん(撮影のためマスクを外している)

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 高田馬場のオレンジコートショッピングセンターにあるベーカリー「パンとコーヒー馬場FLAT」(以下、馬場FLAT、新宿区大久保3、TEL 03-6205-5443)が6月7日、新商品「パンに合う黒カレー」の販売を始めた。

おすすめの食べ方という「馬場FLAT」の「パンに合う黒カレー」のタルティーヌ風

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 「馬場FLAT」は2015(平成27)年にオープンし、「昨日より、ちょっと良い今日」をコンセプトに地域の人々に愛されてきた。2018(平成30)年には「パンのあるもう一つの食卓」をコンセプトに、店の向かいに姉妹店「カフェとキッチン馬場FLAT HANARE」(以下HANARE)をオープン。平日のランチは近隣で働く女性、週末は家族連れが多く利用している。

 2019年にはHANAREの店頭にショーケースを設置し、テークアウトの総菜やケーキなどの販売を始めた。新型コロナウイルスの影響を受け、昨年4月に「おうちで馬場FLAT」シリーズの店頭販売を行ったところ反響が大きく、パンのネット販売も開始。コロナ禍では真空包装機を導入し、調理の幅も広げてきた。現在はショーケースを馬場FLATに移動しており、「パンに合う黒カレー」はHANAREで調理し、馬場FLATのショーケースで販売する。

 提供するきっかけとなったのはHANAREで料理に使う牛ハラミのスジ肉のフードロス対策という。食材を無駄にしたくないという気持ちと、夏に向けて辛いメニューを提供したいと考えていたことから、カレーを作ることにした。

 調理には2日かける。1日目は牛スジを玉ネギ、ニンジン、ニンニクなどの野菜と共に形がなくなるまで煮込む。HANAREのシェフで、黒カレーを開発した岩見智之さんは「形がなくなるまで煮込んでいるので、パンにディップしやすい」と言う。2日目には8種類のスパイスを加える。スパイスは焦げる直前まで弱火で加熱することで、黒に近い色になり「香辛料の香りを最大限引き出すことができる」という。

 販売は2人前からで、1人前ずつに分けて提供する。加熱は電子レンジよりも湯煎を勧める。お勧めの食べ方は、黒カレーを使ったタルティーヌ風。トーストやカンパーニュにクリームチーズを塗り、黒カレー、とろけるチーズの順でのせ、トースターで焼く。

 岩見さんは「結構スパイシーで、癖になる辛さのカレー。香辛料とチーズの相性は抜群。見た目も黒カレーにチーズの白が合うので、タルティーヌで食べていただければ。シンプルだがカレーから複雑なうま味を味わっていただける。馬場FLATのパンと一緒に食べてほしい」と話す。

 営業時間は8時30分~19時。第2月曜定休。「パンに合う黒カレー」は数量限定。

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