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高田馬場経済新聞が3周年 「街の記録係」として記事配信、学生記者の活躍も

高田馬場経済新聞の塚本紘平記者、杉江隼記者、森下ことみ編集長、佐藤真帆記者、阿部茉莉亜記者、スタッフの有西希海さん(左から)

高田馬場経済新聞の塚本紘平記者、杉江隼記者、森下ことみ編集長、佐藤真帆記者、阿部茉莉亜記者、スタッフの有西希海さん(左から)

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 高田馬場経済新聞が8月1日、3周年を迎える。

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 高田馬場経済新聞は、全国で展開する「みんなの経済新聞ネットワーク」の一媒体として、2018(平成30)年8月1日に創刊。高田馬場、早稲田、目白の一部をエリアとし、街の出来事をウェブ上に残す「街の記録係」として記事を配信してきた。平日1本を基本にこれまで710本の記事を配信。Yahoo!ニュース、スマートニュース、LINEニュースなどのニュースサイトにも記事を配信している。

 高田馬場経済新聞を運営する「そーほっと」は、シェアオフィスやコワーキングスペース、公的な創業支援に関する業務などを行う会社。日本政策金融公庫との連携、東京都の融資制度「女性若者シニア創業サポート事業」の地域創業アドバイザーなど、創業融資の業務も行っている。

 森下ことみ編集長は「高田馬場で運営する2拠点のシェアオフィスや融資や補助金申請のサポート事業を通じた出会いの中で、高田馬場・早稲田エリアには『創業の街』という側面があり、それがこの街の魅力の一つだと気付いた。この街で、どんな人が、どんな活動をしているのか、もっと街の人たちに知ってもらいたい。それが高田馬場経済新聞を始めるきっかけとなった」と振り返る。

 早稲田大学校友会主催の「稲門祭」や地域のイベント「早稲田地球感謝祭」に参加するなど、オフラインでの露出にも務めてきた。2020年4月には、早大生の塚本紘平さんから「コロナの危機を乗り越えようとしている街の様子を配信している高田馬場経済新聞の記者になりたい」と申し出があり、初の早大生記者が誕生した。

 塚本記者は「学生生活とは異なる切り口の取材を通し、コロナ禍で大変な中でも、前向きに仕事や活動をしている地域や学生の皆さんの姿に触れることができた。逆境でも前向きに取り組む姿勢は一人の人間として見習おうと思った。高田馬場と早稲田は日本一の学生街だといわれているが、地域の方と学生がいろんな場所で親睦を深める様子はまさにこのエリアの魅力だと再認識した」と話す。

 編集部は高田馬場を中心に活動していたが、そのことをきっかけに早稲田エリアのニュースも増加。コロナ禍における学生街の状況もニュースとして配信してきた。2021年3月には追加の記者募集を行い、現在4人の現役早大生記者が活動しているほか、編集部では3人の学生スタッフが情報収集などを行っている。

 森下編集長は「このエリアは早稲田大学など大学や専門学校が集積する『学生街』としても認知されている。学生記者の活躍や彼らの取材に対する地域の皆さんの温かい協力も街の魅力。活動を通じて街の魅力を再認識している。今後もエリアの魅力を発信していければ」と意気込む。

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