芳林堂書店高田馬場店(新宿区高田馬場1、TEL 03-3208-0241)が9月1日、「全国おうちラーメンBase」「レトルトカレーミュージアム」を始めた。
芳林堂書店高田馬場店の「全国おうちラーメンBase」の売り場 その1
書籍以外にもグッズ販売や各種フェアに取り組むことが特徴の同店。店員の斎部(いんべ)美樹さんが、来客数が落ち込む夏場の「ユルい企画」として「暑い夏を元気に乗り切るためのカレーを置けば、多くのお客さんに来てもらえるのでは」との考えから社内で提案。2018(平成30)年からレトルトカレーのフェアを開催してきた。
以前からご当地ラーメンのフェアも開きたいと思っていたという斎部さん。出勤途中の乗換駅で開かれていた「全国おうちラーメンBase」で商品を購入し、レシートから企画しているクロノデザイン(渋谷区)にメールで問い合わせ、フェア開催にこぎ着けた。
「全国おうちラーメンBase」では、全国の有名ラーメン店の乾麺、半生麺、生麺を約30種類用意する。売れ筋は「箱入ラーメン博多だるま」「箱入函館ラーメン一文字」「箱入京都ラーメン天天有」「箱入佐野ラーメン万里」「箱入札幌の名店桑名」(以上、2食入り、961円)など。
昨年のレトルトカレーのフェアでは、新型コロナ禍の影響で旅行や外出が制限される中、全国のご当地カレーをそろえていた。今年は東京や大阪近郊のカレー有名店のレトルトカレーを中心に約60種類を展開する。多くの人に知ってもらう狙いから、昨年までと異なりレジ横で展開する。
売れ筋は「牛長秘伝 和牛入れすぎカレー」(1,078円)、「カレーやデッカオのCHICKEN CURRY」(880円)、「北新地焼鳥Kawaguchi 濃厚PREMIUM 鶏カレー」(1,100円)、「スープカレーGARAKU 札幌スープカレーチキン」(999円)、「GC葵 飛騨牛カレー(2人前)」(1,781円)。
斎部さんは「どちらもご当地オリジナルの良さが前面に出ている食品。同時開催で、老若男女、一人暮らしのビジネス層からファミリー層まで、どなたでも好みの商品が一つは見つかるイベントだと思う」と話す。客からは「いよいよラーメンが登場したよ」などの反応もあり好評だという。
「ご当地といえばラーメンと日々考えていたので、実現できてうれしく思う。レトルトカレーは、東京、大阪の有名店のおいしいカレーを中心に、さらにグルメにこだわって展開している。食べてみてほしい」と呼び掛ける。
時短営業中の営業時間は10時~21時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。「全国おうちラーメンBase」は10月31日まで、「レトルトカレーミュージアム」は9月30日まで。