清掃機器メーカーの「ケルヒャー ジャパン(以下ケルヒャー)」が早大の公認サークル「ロータリーの会」に1月15日、高圧洗浄機を製品提供した。
ロータリーの会は「ロータリー広場という多くの人の思い出になっている大切なコミュニケーションの場所をきれいにしたい」という思いなどから、ロータリー広場の清掃活動や企業とのコラボにより散乱ごみ問題を解決し、街のシンボルにすることを目指している。
ごみ拾いに加え、こぼれた酒などで汚れるロータリー広場をデッキブラシなどで洗浄する「ロータリー磨き」を定期的に行っている。今回、ケルヒャーに協力を要請し、ケルヒャーが会の活動や趣旨に賛同し、高圧洗浄機の提供を決めた。
ケルヒャーが提供した高圧洗浄機は「K 5 サイレント カー & ホームキット」。ケルヒャーの瀬戸口さんは「当社では歴史的建造物などの清掃をするクリーニングプロジェクトを行っている。思いや考え方が一致したこともあり、製品提供という形でサポートすることになった。学生団体への製品提供は初」と話す。
当日はケルヒャーの担当者が製品の特徴や使い方を解説。初めて高圧洗浄機を触る学生も多く、高圧洗浄でロータリー広場がきれいになると歓声が上がった。約1時間でロータリー広場の洗浄を終えた。
ロータリーの会代表の新井国憲さんは「企業に清掃のための道具を提供してもらったのは初めて。当会の活動に協賛、賛同していただけたのは価値のあることだと思っている。当会の活動と関連のある企業はたくさんあると思うので、今後も協力を呼び掛けていきたい」と話す。
活動時間は月曜~水曜=8時~、木曜・金曜=23時~。清掃活動を手伝ってくれる人を募集している。地域の問題に対して共通の問題認識を持ってもらうための展示会も予定し、クラウドファンディングで資金を募っている。