高田馬場に東京本部があるマルコメ(本社=長野県長野市)など三者が現在、「ビーガンイタリアンコンテスト」を行っている。アレルギーなどの「食の制限」に対応できるレストランの紹介サイト「Vegewel(ベジウェル)」(渋谷区)、イタリア郷土料理専門店「TOSCANA(トスカーナ)」(品川区)との共催。
前回のレシピ部門のグランプリ きのことごぼうの和風糀甘酒ピラフ
「ビーガン」とは、肉や魚、卵や乳製品などの動物性食材を使わない料理やライフスタイルのこと。欧米を中心に海外で広く受け入れられているコンセプトで、アレルギーなどによる食の制限やヘルシー志向などに対応するライフスタイルとして注目されている。
コンテストは、レシピを応募する「レシピ部門」とインスタグラムで写真を投稿する「インスタ部門」の2部門から成る。みそをはじめ発酵食品を製造販売するマルコメの商品のうち、米を糀で発酵させた「糀甘酒」、大豆の油分を搾油して加熱加圧・高温乾燥させた「大豆ミート」、「オーガニックみそパウダー野菜だし」のいずれかを使い、イタリア料理として提供できるレシピを募集。入賞レシピは来年1月、トスカーナの一部店舗で期間限定メニューとして提供する。
コンテストを担当するマルコメ東京本部広報宣伝課の尾田春菜さんは「ヘルシー志向の高まりから、ベジタリアンでなくとも大豆ミートをおいしく取り入れるなどのグルテンフリーのメニューを好む人が増えてきた。マルコメの『糀甘酒』『大豆のお肉』『味噌』などは、ビーガンやベジタリアンにも適したラインアップでもあることからコンテストを企画した」と話す。
応募締め切りは12月2日、結果発表は1月8日を予定する。