高田馬場駅前ロータリー広場(新宿区高田馬場1)の清掃で「ロータリーの会」が回収したタバコの吸い殻が5月末、11万本に達した。
同会は、2020年1月から同広場を清掃する早大の公認サークル。自治体や地域コミュニティー、企業とも協力し、同広場の散乱ごみ問題の解決に向け活動してきた。同広場を街のシンボルにすることを目指している。
同会では2020年8月から、ごみの量の集計を開始。集計値をツイッターやホームページで公開している。タバコの吸い殻は3月末に10万本を突破し5月末、11万本に達した。
吸い殻の量は、同広場の閉鎖(昨年5月~11月)前後で変化が見られる。閉鎖前の1カ月あたり平均約1万2000本が、閉鎖解除後は約3500本に減った。空き缶も約2000本から約1200本に減っている。
「数字では減っているが、清掃していても目に見えて減ったという実感がない」と同会幹事長・末永誠悟さん。「4月以降は飲み会が増えているせいか、ごみ全体も増加傾向」と警鐘を鳴らし「ごみを持ち帰ってほしい」と呼びかける。
現在、清掃活動を手伝ってくれる人を募集している。活動日と活動時間は、月曜~木曜=8時開始、金曜=23時開始。