法輪寺(新宿区西早稲田1)が現在「法輪寺花手水(はなちょうず)写真大会」として境内の花手水の写真をインスタグラムで募集している。
法輪寺は、1606年市ケ谷で開創、1662年に現在の地に移転した日蓮宗の寺。同寺の花手水は、2018(平成30)年から住職を務める海野高敬さんが、思い付いて数個の菊の花を境内の鉢に浮かべたところ参詣者に喜ばれたことをきっかけに始めた。同寺は、海野さんがデザインして箔(はく)押しやホログラムなどの加工を施す御朱印などと共にSNSなどで取り組みが話題となり、訪れる人が増えているという。
海野さんは「夏場は地元の人のお参りが少なくなることや、暑さで花の維持が難しくなる中で、境内に生けた花を訪れる人と一緒に楽しみたいという気持ちから7月のフォトコンテスト開催を決めた。猛暑で維持の難しさはあるが、日陰で水の循環がある手水舎(ちょうずしゃ)や山門などに置く小さな鉢の水や花をこまめに入れ替えながら丁寧に手入れしていく」と話す。
コンテストでは、金一封または住職の墨絵作品を贈呈する「花手水大賞」「住職賞」のほか、インスタグラムで早稲田周辺の飲食店情報発信を行う女性スタッフが選ぶ「ワセパク賞」、海野さんの母親が選ぶ「法輪寺ママ賞」ほかの賞を設ける。
インスタグラムに「法輪寺花手水写真大会」のハッシュタグ(検索目印)を付けた写真を投稿することで応募できる。対象写真は7月の花手水で、各賞の発表は8月上旬を予定している。
海野さんは「カメラや写真の技術を生かした写真、スマートフォンで気軽に撮った写真、さまざまな作品を気軽に投稿してもらいたい」と呼びかける。
開門時間は7時~17時。