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早稲田大学ベンチャーズが1号ファンド設立 100億円目指す、研究成果を社会実装へ

早稲田大学の早稲田キャンパス

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 早稲田大学(新宿区戸塚町1、以下早大)のベンチャーキャピタル「早稲田大学ベンチャーズ」が8月23日、「WUV1号投資事業有限責任組合(以下WUV1号ファンド)」の設立を発表した。

早大のシンボル「大隈記念講堂」

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 「早稲田大学ベンチャーズ」は学問の活用を図るスタートアップ企業の創設、育成により、学問の知見や研究成果を社会に実装することなどを目的に4月に設立。年内のファンド設立を計画していた。

 「WUV1号ファンド」は56.6億円規模で8月8日に設立。設立時の出資者は産業革新投資機構、大和証券グループ、みずほ銀行、みずほ証券、三井住友銀行。存続期間は10年で、最終的には100億円を目指す。

 「早大を中心に国内外の大学・研究機関における優れた研究成果から、グローバル・インパクトのある事業の構築を目指して、研究者と起業家、経営者と共に新たなスタートアップの創設を行うディープテック領域の創業投資に特化した投資活動を進める」(早稲田大学ベンチャーズ)という。

 早大の田中愛治総長は「多くの投資機関から理解を得て、こうして大きなファンドが創設されたことは大変喜ばしいことで、ご支援に感謝したい。日本のスタートアップ全体の土壌を広げ、世界人類に貢献することを目指していきたい」と話す。

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