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高田馬場の芸能プロダクション放映新社 経験不問の演劇ワークショップ

須貝英さん、照井健仁さん

須貝英さん、照井健仁さん

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 高田馬場の芸能プロダクション、放映新社(新宿区高田馬場1)が2023年1月から、脚本家・演出家の須貝英さんを講師に迎える演劇ワークショップを開く。

加藤綾佳脚本作品 舞台「ゆめみづきの幕の下」場面写真

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 同社は1990(平成2)年12月創業の芸能プロダクションで、俳優・声優の養成所も併設する。アニメ「ラブライブ!」の星空凛役を務める飯田里穂さん、ミュージカル「刀剣乱舞」の今剣役を務める大平峻也さんなどが所属する。

 演劇ワークショップは、演劇作品を創作する同社の新規プロジェクト「DOVE STUDIO(ダヴ・スタジオ)」の第3弾として行う。第1弾は、映画監督や映像ディレクターとしても活動する、加藤綾佳さんの書き下ろし脚本「ゆめみづきの幕の下」を舞台と映像で表現。第2弾では、演劇集団キャラメルボックス所属の俳優、鍛治本大樹さんを講師に迎え、演劇ワークショップを行った。

 第3弾は、経験不問で参加者を募り、3カ月間で30回の演劇ワークショップを経て、高田馬場ラビネストで約45分の公演を行うプログラム。脚本は須貝英さんの書き下ろしで、登場人物の年齢が40歳以上の作品を須貝さんが、40歳以下の作品を同社所属の俳優で講師も務める照井健仁さんが演出する。

 須貝さんは早稲田大学在学中、演劇集団キャラメルボックスを出した「劇団てあとろ50'」に在籍し、その後、俳優として活躍。2010(平成22)年には演劇ユニット「monophonic orchestra(モノフォニックオーケストラ)」を立ち上げ、俳優・脚本家・演出家・ワークショップ講師として活躍している。

 須貝さんは「演じるということは人生の質を上げることにつながると信じている。放映新社の取り組みを知り、40歳以上に絞った演劇表現などを通じて、一緒に新しい挑戦ができると思った。3カ月30回という時間をかけて、みんなが演劇を楽しみ、満足できる作品を作るにはどうしたらいいかを一緒に考えていきたい」と話す。

 高田馬場での活動については「演劇界では下北沢や初台と同様のパワーを持つ場所。また私の人生に数多くを与えてくれた場所。高田馬場から発信することに意味と価値を感じる。この活動を通して、少しでも何かをお返しすることができれば」と力を込める。

 現在、参加者を募集している。定員は各8人2チーム、合計32人。年齢・経験不問。参加費は1カ月当たり3万円。11月27日締め切り。

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