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早大応援部が早慶戦前夜祭「稲穂祭」 「慶応を圧倒して勝利したい」

早稲田大学応援部のパフォーマンス

早稲田大学応援部のパフォーマンス

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 早稲田大学応援部が「第71回早慶戦前夜祭 稲穂祭」を大隈記念講堂(新宿区戸塚町1)で11月6日、開催した。

「第71回早慶戦前夜祭 稲穂祭」の様子 その1

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 東京六大学野球・秋の早慶戦の直前の水曜に、「打倒慶応」の士気を高めることを目的として開催する「稲穂祭」。慶応義塾大学体育会應援(おうえん)指導部との応援合戦、野球部の壮行会も行う。毎年早慶戦ファンが多く駆け付ける伝統行事となっている。

 第1部「応援団芸人トークショー」では、お笑い芸人で早大応援部のリーダーOBのしまぞうZさん、同じく慶大應援指導部の旧リーダーOBの梅田元気よくさんを迎えた。2人の持ちネタを披露したほか、現役時代のスライドショーを見ながら当時の思い出を振り返り、現役部員からの質問に答えた。

 第2部「早慶合同応援ステージ」の初めに行った「校旗・塾旗掲揚」では早大応援部稲門会(卒業生組織)の福田秋秀名誉会長から今年寄贈された新しい校旗「福田旗」を初披露。「8本の校旗の中で最も早稲田らしく、最も風流な旗」(早大応援部)という。

 その後、両校の友情を象徴する「早慶讃歌(さんか)」、第1応援歌「若き血」(慶大)、同「紺碧(こんぺき)の空 1番」(早大)、「我ぞ覇者 4番」(慶大)、「ひかる青雲 1・2・4番」(早大)、「早稲田」と「慶応」以外は歌詞が共通の「Blue Sky WASEDA/KEIO」を披露。最後は慶大の「慶應義塾チャンスパターンメドレー」で締めた。各リーダーの「学生注目」では笑いが起こり、応援曲では会場中が手拍子を送るなど、会場は終始盛り上がりを見せた。

 第3部「野球部壮行会・早稲田必勝応援曲メドレー」では早大野球部の選手が登壇。野球部主将の印出太一さんは「春に続く完全優勝を果たすため、早慶戦で2連勝し、明治神宮野球大会で日本一に挑みたい。慶応を圧倒し、皆さんと優勝の歓喜を分かち合えるように、野球部一同で頑張っていきたい」と意気込んだ。野球部が会場内で応援部のパフォーマンスを見守る中、応援部4年の4年間を振り返る「新人哀歌」、早稲田必勝応援曲メドレーを披露し、閉幕となった。

 稲穂祭を終え、実行委員長の横田圭祐さんは「去年よりも多くの方に来ていただき、早慶戦が注目されていることがよく分かった。早慶戦の先の神宮大会の優勝も見据えているので、まずは慶応を圧倒して勝利したい」と意気込んだ。

 早大応援部代表委員主将の星野聖敬さんは「稲穂祭を開催すると、集大成の時期が来たと感じる。最後の戦いが来るということを自覚するとともに、4年間の終わりを迎えるという寂しさを感じながら、気合が入った。当日はぜひ神宮に来てほしい」と呼びかける。

 東京六大学野球「2024秋季リーグ戦」で早大は8勝1敗2分、勝ち点4で現在1位。11月9日、10日に行われる早慶戦で1勝すれば優勝、勝ち点を得れば完全優勝となる。早大が「2024春季リーグ戦」に続き優勝すると48回目となり、歴代最多回数を更新する。早慶戦は両日とも13時から。

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