「ART BAR TEMKARACO(てむからこ)」(豊島区目白3、TEL 080-8086-8578)が1月11日、目白駅前にオープンした。
カウンター内に置かれたウイスキーなどの棚=目白にアートバー「TEMKARACO」
店主の櫻井らむさんは武蔵野美術大学出身で、チョウの標本を使うアート作品を手がける。学生時代に高田馬場でバーの店長を務め、卒業後は会社や飲食店などに勤務。個展を開催したことがきっかけで「自分の場所を持ちたい」と思い、出店を決めたという。店名は大和言葉でチョウを示すとされる「てんからこ」に、自身の名前を組み入れた。店舗面積は約4.5坪。客席はカウンター=7席。
メニューは、酒類メーカーやバーでの勤務経験を持つスタッフが選んだスコッチや日本のウイスキー約15種、櫻井さんが選んだ定番と「香りを楽しんでもらいたい」という神戸蒸溜(じょうりゅう)所の「KOBE GIN UMI」「KOBE GIN YAMA」などのジン約10種、生の唐辛子などを漬け込んだ焼酎(以上700円~)など。チャージは700円。
美術作品の展示空間に見られる「ホワイトキューブ」のような内装が特徴。現在は櫻井さんの作品を展示しているが、3月以降は1カ月ごとに展示を変えていく予定。櫻井さんは「アート作品に気軽に触れられる場にできれば。アーティストがカウンターの中に立ったり、トークイベントやワークショップをしたりすることで、アーティストと交流できるようにしたい」と話す。
「これまで多くの飲食店の方にお世話になり、経験を積ませてもらったので、恩返しできれば。目白は飲食店が少ないので、心が安まる場にできれば」と意気込む。
営業時間は19時~翌1時。2月11日からはランチ営業も始める。