西早稲田商店会が設置している街路灯の撤去・新設工事が1月31日から始まった。
同商店会の管理する街路灯は、早稲田通りの馬場口交差点から早稲田通郵便局付近までの両側と、明治通りの馬場口交差点付近の東側を中心に計50基ある。設置から55年がたち老朽化していたほか、2008(平成20)年に設置したLEDランプは特殊な形状で交換の負担が大きく、4分の1ほどしか点灯していなかった。3年ほど前から同商店会会長の越坂部忠生さん、副会長の伊崎忍さん、会計の石川共伸さんらを中心に議論を重ね、東京都や新宿区の助成金も活用し新設工事を行うことを決めた。
新しい街路灯は、ポール部分はメタリックオレンジ色で、ライトは暖色にし、情緒感を演出するという。各街路灯には中間灯とA4サイズの「コミュニケーションボード」を設置し、商店会加盟店やイベントの情報を発信する。フラッグも一新し、同商店会が管理する「源兵衛子育地蔵尊」をモチーフに、グラフィックデザイナーでもある伊崎さんがデザインした。
工事は2月中旬にかけて全ての街路灯の撤去を行った後に、31基を新設する。早稲田通りは日中、明治通りは夜間にかけて工事を行う。工事は3月中旬まで。中間灯は5月ごろに設置する。
「新しい街路灯は温かな情緒感を意識してデザインした。コミュニケーションボードと共に、商店会と街の皆さんとのつながりのきっかけになれば」と越坂部さん。「今は4分の1しかランプがついていないので、新しい街路灯で街の印象が変わると思う」と期待を込める。