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高田馬場の「WHISMR」が立体音響用のバイノーラルマイク 「録音楽しんで」

西武新宿線の電車の音を録音する「WHISMR」の山田裕司社長

西武新宿線の電車の音を録音する「WHISMR」の山田裕司社長

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 高田馬場のベンチャー企業「WHISMR(ウィスマー)」(新宿区高田馬場1)が2月15日、バイノーラルマイク「W-BM1」の販売を始めた。

販売を開始した「W-BM1」=高田馬場の「WHISMR」が立体音響用のバイノーラルマイク

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 社長の山田裕司さんは、ソニーで立体音響機器開発に従事し、サラウンドヘッドホンなどの製品を開発してきた経験を持つ。「製品を手にした時に感じる高揚感」からオーディオの楽しみが始まるとの思いから、「思わず手にしたくなるものづくり」をするために創業した。

 「W-BM1」は、旅行や外出先での収録、ASMR(簡単な説明を)制作やバイノーラル録音ができるマイク。ヘッドホンやイヤホンで聞くことで、リアルな音空間(立体音響)を再現することができる。プリモ製マイクを左右の人の耳に近い距離で取り付けてあり、人の耳の形をしたシリコン耳から入ってくる音を録音する。スマートフォンにUSBケーブルで接続することで録音できることも特徴。

 昨年クラウドファンディングで126人から600万円以上を集め、昨年12月中に発送を完了。今回、一般販売にこぎ着けた。「Vチューバー、音声コンテンツの制作者や制作会社などの方を中心に、10代から60代までの幅広い世代の人がクラウドファンディングで支援してくれた」(山田さん)という。

 山田さんは「今回の発売をきっかけに、従来機種にない新しい商品展開をしていきたい。もっと録音を楽しんでもらえるようにしていければ」と意気込む。

 価格はマイク単品=5万9,800円、モバイルキット付き=6万4,000円。Amazon、自社ECサイト(2月22日から)で販売する。

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