早大近くの飲食店6店が現在、コラボ企画「ワセメシ卒業カーニバル」を行っている。

「ワイルドスペアリブ」をトッピングした「武道家本店」のチャーシューメン（並）

　ワセメシは早大近くの飲食店の総称。「早稲田の街を盛り上げたい」と昨年3月に初めて開催した。各店のレシピやノウハウ、食材を共有しながら期間限定メニューを提供してきた。4回目となる今回は、新たに西早稲田交差点付近にある「居酒屋もちだ」（西早稲田3）が参加するとともに各店が他店の限定メニューを監修した。家系ラーメン専門店「武道家本店」（新宿区馬場下町）店主の滝坂滋晃さんは「違う業態の店に監修してもらうと新しいアイデアが得られるのではないかと思った」と話す。監修先はくじで決めた。同店ではBarソウヤ監修の「ワイルドスペアリブ」（350円）を提供する。

　「居酒屋もちだ」が提供するのは早稲田モンスターズキッチン監修の「僕は2留が決まりました（オムタコライス）」（1,000円）で、「WhistleCAFE」は武道家本店監修の「ワセメシ卒業ワッフル（あまおうアイスとOREOのワッフル）」（880円）、「Barソウヤ」は居酒屋もちだ監修の「卒業しても食べたくなるアレ（クリームチーズ凝縮魚介類オイルがけ）」（400円）、「早稲田モンスターズキッチン」は二郎系ラーメン専門店「Life is Better…from Yume Wo Katare（以下LiB）」監修の「食べなきゃださい！（チャーシューカツ定食）」（1,200円、ハーフ1,000円）。LiBはWhistle CAFE監修の「ありがとう早稲田ラーメン（ゆずポン酢ラーメン）」を提供する。価格は通常メニューの150円増し。

　「居酒屋もちだ」の矢作嘉之店長は、早大の4年生で2年間の留年が決まっている。「本来はこの春に卒業する学年だったので、『自分はどっち側なんだ』という複雑な気持ちもある」と話す。「これまでなじみの少なかった店とも関われて、新鮮な気持ち。この春の新入生にも『ワセメシ先取りカーニバル』くらいの気持ちで来てもらえれば」とも。滝坂さんは「卒業を間近に控える早稲田大学の4年生にワセメシの最後の思い出をつくってもらえれば」と話す。

　3月31日まで。