早大生向けの総合情報誌「Milestone Express（マイルストーンエクスプレス） 2025」が3月8日、発売された。発行は早大の出版サークル「早稲田大学マイルストーン編集会」。

芳林堂書店高田馬場店での納品の様子 その1＝早大生向け情報誌「マイルストーン」

　今年は「マイルを知った。早稲田を知った。」をキャッチコピーに、早大生への約2万件のアンケートなどを基にした約6600科目の授業情報、約550のゼミ情報、約600のサークル情報のほか、巻頭インタビューには第一文学部卒で映画監督の是枝裕和さんの記事を掲載する。表紙は例年昼間の大隈記念講堂の写真だったが、今年は夜の大隈記念講堂の写真にした。付録の小冊子「EXPO2025」では高田馬場、早稲田エリアの飲食店情報をまとめ、約400店舗を紹介する。

　同会幹事長の赤石弘大さんは「情報誌としての一つ一つのクオリティーは間違いなく去年より上がっている。より見やすく、より情報として正確にと心がけた」と話す。科目名の見やすさを調整したり、単位の取りやすさなどのアイコンを上下とそろえたりしたほか、サークル情報ページには存在しないダミーサークルの情報を読み物として掲載しているが、今年ははてなマークを付けて区別したという。

　販売は、早大周辺では「成文堂早稲田正門店」や「芳林堂書店高田馬場店」のほか、新たに資格試験予備校の「LEC東京リーガルマインド早稲田本校」（新宿区馬場下町）と「CPA会計学院早稲田校」（早稲田町）で行う。文禄堂早稲田店が閉店したことで両校から申し出があったといい、赤石さんは「書店が減少する中で、LECさんとCPAさんから声をかけてもらったのは新しい兆し」と話す。

　編集長の中野晃輔さんは「マイルストーンエクスプレスは紙媒体じゃないと味わえない魅力があると思う。早稲田での思い出の一ページを彩れたら」と話す。

　B5判、596ページ。価格は700円。