
区立鶴巻図書館(新宿区早稲田鶴巻町、TEL 03-3208-2431)が3月14日、「薬草・ハーブの基本」を学ぶ講座を開催した。
講座の様子1=副館長は薬草ガーデンマスター、鶴巻図書館で薬草・ハーブ講座
講座は、薬草・ハーブを安全に利用するためのルール、入手方法、栽培方法、利用法を学ぶ座学、匂い袋、入浴剤、ハンドジェルの調合実践で、9人が受講。会場には図書館が所蔵する薬草・ハーブの関連本を展示した。
講師は、日本園芸協会認定の「薬草ガーデンマスター」で、薬草・ハーブを自宅で栽培したり生活の中に取り入れたりして楽しんでいるという同館副館長の廣谷健太郎さんが務めた。
調合の実践では、廣谷さんの説明を受けながら、用意されたローズ、ペパーミント、ローズマリー、レモンピールのポプリを調合して匂い袋とバスソルトを、ハーブや生薬から抽出したチンキ剤、精製水、グリセリンなどをビーカーやスポイトを使って調合してハンドジェルを作った。
参加者からは「自宅の近くで、家事の合間に参加できてうれしい」「実験のような感覚で楽しかった」「日常が楽しくなる講座だった」などの感想があった。
廣谷さんは「実験的要素のあるハンドジェル作りは皆さんが同じ速度で時間内に完成できるか不安でいっぱいだった。無事終わりほっとしている。同様の講座を16日にも開催、いずれも定員以上の参加希望を頂いたこともあり、2025年度も開催する予定」と話す。