新宿区立鶴巻図書館(新宿区早稲田鶴巻町)が、芸人としても活動する新宿区立高田馬場地域交流館(新宿区高田馬場1)の富永和宏館長を講師に迎え1月8日、演芸と芸人の暮らしをテーマに講演を行った。
とみーとみーさん=鶴巻図書館×高田馬場地域交流館、連携企画で演芸「東京コミックショウ」
高田馬場地域交流館は、60歳以上の高齢者を対象に、健康増進・介護予防に向けた活動や生きがいづくり活動の場として新宿区が設置する施設。定期的なサークル活動のほか、入浴や居場所の提供、健康、介護予防、趣味などの企画事業を行っている。
富永館長は、昭和から平成にかけて演芸の世界で活躍した「東京コミックショウ」のショパン猪狩(いがり)さんの最後の弟子。とみーとみーの芸名で妻のたけのうちスズめさんと「2代目東京コミックショウ」として同館館長との兼業で活動を行っている。
今回の企画は、昨年11月に高田馬場地域交流館に鶴巻図書館副館長の廣谷健太郎さんを招いて行った「薬草・ハーブ」講座と合わせて区内施設連携を目的に両館が企画した。
「2代目東京コミックショウ 芸人の世界・芸人の暮らし」と題し、前半は「東京コミックショウ」のおはこである縦笛と「レッドスネークカモン」の呼び声でヘビが登場する演芸などを披露。後半は、先代「東京コミックショウ」に関する逸話や、夫婦で子育てをしながら会社員としての仕事と演芸の仕事を両立する夫婦の働き方、暮らし方について講演を行った。
富永さんは、芸人としては「職場である新宿区内で芸人としての活動が利用者さんに喜んでもらえたことがうれしい」、館長としては「今日も普段、交流館を利用している方が来てくれていてうれしい驚きがあった。区内他施設との共催イベントは初の試みだったが有意義だった」と話す。
廣谷さんは「区内の他施設との連携ということで富永館長とスムーズに企画を進めることができ、演芸と講座の2本立てのイベントが実現した。参加者の皆さんにも至近距離で演芸を楽しんでもらえて、今後の企画事業につながる大きな収穫となった」と振り返る。
両館とも2026年度の企画事業として再演を検討するという。