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高田馬場の名画座「早稲田松竹」、4Kレーザープロジェクター映写機を導入

上田真之さん、早稲田松竹の映写室で

上田真之さん、早稲田松竹の映写室で

 早稲田松竹(新宿区高田馬場1、TEL 03-3200-8968)が、4Kレーザープロジェクター映写機を導入し、6月20日に運用を始めた。

3台の映写機=高田馬場の名画座 早稲田松竹 4Kレーザープロジェクター映写機を導入

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 同館は1951(昭和26)年、邦画の封切館として開館。1975(昭和50)年から名画座として、ロードショーを終了した映画や過去の名作を上映してきた。2002(平成14)年4月には一時休館したが、早稲田大学の学生を中心とした「早稲田松竹復活プロジェクト」の活動などにより同年12月、営業を再開した。通常、映画は2本立てで上映しプログラムを1週間ごとに変える。収容人数は153人。スクリーンサイズは幅620センチ、高さ320センチ。運営は松竹映画劇場。

 2010年代前半に映画業界全体でデジタル化が進み、新作映画のほぼ全てがデジタル配給となったため、多くの映画館がデジタル映写機導入を迫られた。導入費用が高額となるため対応を断念し閉館した映画館も少なくなかったという。

 同館でプログラム編成や映写を担う上田真之さんは「新作映画のデジタル化が一気に進み、導入せざるを得ない状況となり、2013(平成25)年5月に2Kレーザープロジェクター映写機を導入した。当館の方針として35ミリのフィルム映写機2台も残した。現在はレーザープロジェクター1台、フィルム用映写機2台で上映し、プログラム編成時に意識して月に1回以上はフィルム作品を上映している」と話す。

 今回の4K導入については「フィルム用映写機は、メンテナンスをしながら40年以上も使えるのに比べ、デジタル映写機は10年程度で高額な費用を費やして交換が必要になる。このことは導入時から分かっていた。これまでパーツ交換するなどしながら使用してきたが不具合が増えてきた。年中無休で週替わりのプログラムを上映する当館として、上映期間の短いプログラムを楽しみに来てくださるお客さまを映写トラブルで落胆させないよう、信頼性の高い最新機材への更新を決断した」と話す。

 新しい映写機は明るさやコントラスト、色彩表現が大幅に向上し、作品本来の映像表現をより忠実に再現できるようになったという。

 現在、特別興行として小津安二郎監督の「東京物語」の4Kデジタル修正版を上映するほか、「レンタル・ファミリー」「TOKYOタクシー」を同機で上映している。今月26日まで。

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