クラーク記念国際高校 東京キャンパス(新宿区高田馬場1)パフォーマンスコースの生徒が6月28日、戸山公園野外演劇祭参加公演「野外パフォーマンス」を披露した。
クラーク記念国際高校は全国50カ所以上に拠点を構える通信制高校。東京キャンパスでは、1988(昭和63)年にパフォーマンスコースを創立。ダンス、演劇、歌唱、殺陣、インプロビゼーション(即興)、ラップの6つの表現方法を柱に授業の中で実技を中心に学び発表を行う形で「表現教育」を行っている。
戸山公園野外演劇祭は、同園が公園の有効活用などを目的に、2023年度から参加団体を募集して行うイベント。園内戸山地区の「陸軍戸山学校軍楽隊野外演奏場跡」を舞台に随時開催し、今回は第26弾公演、同校の参加は昨年に続き2回目となる。
台風などの影響で、予定していたリハーサルと1公演を中止とした。1回のみとなった上演で、パフォーマンスコースに在籍する1~3年生80人がダンス、歌唱、演技、ラップ、インプロビゼーションなどを盛り込んだ約1時間のパフォーマンスを披露。保護者や地域住民など200人近い観客が鑑賞した。
シェークスピア作「ハムレット」の第5幕の一場面を一人芝居で演じたパフォーマンスコース3年の湯浅琉空翔(るくと)さんは「表現については満足できない悔しい部分もあるが、雨の中の演技に『ハムレットの葛藤が見えた』と言ってくれたお客さまがいてうれしかった。1年生のダンスの振り付けも担当した。このままこのコースをけん引していく存在になり、世界で活躍できるアーティストになりたい」と意気込む。
沿道から見ていた隣接する戸山ハイツに住む女性は「昨年息子と散歩中、偶然同じパフォーマンスに出合い、子どもが立ち止まってずっと見ていた。ちょうど今頃だったなと思い出しながら散歩していたら上演中だった。今年も2人で見られて良かった」と話す。
パフォーマンスコースを担当する小山智子教諭は「台風の影響でぎりぎりまで上演を迷った。皆さんが、たとえ雨にぬれたとしてもこの場所で生徒たちがパフォーマンスをすることを望んでくださっていると感じ、雨の中でも全力でやり遂げようと思っていた。無事終えてほっとしている。ここは生徒たちが命というものを感じながらパフォーマンスができる場、一人一人の生涯に影響する経験ができる場所だと思っている」と話す。
同園サービスセンターの波多江剛センター長は「演劇祭をきっかけに、この場ににぎわいが感じられるようになったことを周辺住民にも好意的に受け取っていただいている。今後は演劇に限らず間口を広げ、いろいろな人たちのいろいろなパフォーマンスの発表の場にできればと考えている。参加団体の募集は随時受け付けているので問い合わせてほしい。人を感動させる活動を一緒に盛り上げていきたい」と呼びかける。