早稲田通り沿いに、居酒屋「ととけむり」(新宿区高田馬場1)がオープンして2カ月がたった。
同店は池袋で居酒屋を展開するfoojoy(フージョイ)の3店舗目で、10月12日にオープンした。店長の横山武建さんは出店について「学生向けの店が多い高田馬場で、落ち着いた空間でしっかりとした料理を出す居酒屋がもっとあってもいいと思った」と話す。店名の「とと」は魚を、「けむり」は炉端の煙を意味する。
店内は古民家風にしつらえ、入り口にはシンボルツリーの紅葉の枝葉を飾る。「営業時間中は明かりを落としてライトアップした紅葉もきれいに見えるよう雰囲気づくりにも気を配る」と横山さん。店舗面積は約40坪。席数は32席。掘りごたつの個室や中2階のテーブル席も用意する。
板前出身の横山さんが作るオリジナルの「鯛(タイ)だし塩おでん」も特徴の一つ。「しょうゆを使わないおでんで、魚の香りが立ち日本酒ともよく合う」という。刺身には、系列店でも好評という「特製うに醤油(しょうゆ)」を付ける。
メニューは、「鯛だし塩おでん」(一品100円~)、「特製うに醤油」で食べる刺し身の「とと盛り七種」(1,980円)や、「金目鯛(キンメダイ)の開き」(1,480円)、「炉端で焼く 牛ミスジステーキ 100グラム」(1,200円)、「北海じゃがベーコンバター焼」(780円)など約10種の炉端焼き、おばんざいの「盛り合わせ5点」(780円)など。
ドリンクメニューは、生ビール(680円~)、ハイボール、サワー(480円~)、焼酎(550円~)、ソフトドリンク(380円)。日本酒は各地の人気の銘柄を取りそろえ、枯山水に見立てたセットで提供する。毎週火曜には1時間700円で日本酒飲み放題を提供する(価格は全て税別)。コース、飲み放題も用意する。
横山さんは「お客さま同士の空間を大事にする人にも、スタッフとの会話を楽しむ人にも、満足してもらえるような接客を心がけている。お客さまに元気を持ち帰ってもらいたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時。