早大近くの大隈通り商店会で「ワセダクエストで巡る! ジョージア食祭り」が現在、開催されている。
「GOOD MORNING CAFE早稲田」が提供する「特製シュクメルリ」
大隈通り商店会の飲食店などで、ジョージアの料理やワインを提供するイベント。「武蔵野アブラ学会」が2020年、ジョージア料理をアレンジした「シュクメルリ油そば」を販売したことが、ジョージアとのつながりのきっかけになった。
同メニューはコロナ禍でオンライン開催となった早大の学園祭「早稲田祭2020」のためのものだった。武蔵野アブラ学会の共同創業者の角幡陽平さんが、早大卒で在日ジョージア大使のティムラズ・レジャバさんに「学生の励みになるので、食べに来てほしい」と連絡したところ、大使が来店。早稲田の街とジョージアのつながりが始まった。
昨年11月には、地方の食材などを扱うスーパー「こだわり商店」がジョージアワインの試飲販売会を開き、完売。同店主で商店会の会長の安井浩和さんは「ジョージアワインのポテンシャルが高いということが分かり、ジョージアをテーマに商店街を盛り上げることができるのではないかと考え、今回のイベントを企画した」と振り返る。
「GOOD MORNING CAFE早稲田」は「特製シュクメルリ」(1,200円)、「モンスターズキッチン」は「ジョージア定食」(850円)を提供。「台湾まぜそばガリレオ」「都電テーブル」「Spicy Curryすぎもん」「沖縄食堂」「GOOD MORNING CAFE早稲田」でそれぞれ異なるジョージアワインを提供(各500円)、「こだわり商店」ではジョージアワイン3種を販売する。
コラボメニューやジョージアワインを注文するとアプリ「ワセダクエスト」またはスタンプ台紙にスタンプがもらえ、2つ集めると地域通貨「アトム通貨」200馬力(200円分)と交換できる。
運営には早大の学生サークル「まっちワークグループ早稲田」が参加店舗の調整や広報活動などで協力。同サークルの中田瑞希さんは「これまでつくり上げてきた店との関係性からコラボメニューの展開がいいと思った」と話す。同じく伊藤大悟さんは「イベントに関わり、自分でもジョージア料理を作ったりしているが、食材が手に入りにくいことが分かった。もっと手に入りやすくなれば」と話す。
安井さんは「このイベントをきっかけに大隈通り商店会のインスタグラムアカウント『オオクマグラム』を開設した。参加店の最新情報なども発信していくので、チェックしてもらえれば。このイベントを早稲田とジョージアをつなぐ架け橋にしていきたい」と意気込む。
2月20日まで。各店舗の食材、ワインがなくなり次第、イベントメニューの提供は終了。