早稲田大学(新宿区戸塚町1、以下早大)の入試の一般選抜が現在、行われている。
早大の一般選抜は、独自の3教科で実施する方式、英語4技能テストを利用する方式、大学入学共通テストを利用する方式の3つ。2月8日の人間科学部を皮切りに、最終日となる23日のスポーツ科学部まで期間中に13学部と2つの付属校の入試を行う。
今年度の入学志願者数は一般選抜と大学入学共通テスト利用入試を合わせて9万3843人、13学部の募集人員は5135人(2月2日時点)で、昨年と大きな違いはない。一般選抜の志願者数は7万7584人、募集人員は4480人。
一般選抜の実施に際し、早大の学生サークル「早大英字新聞会(ザ・ワセダ・ガーディアン)」が入試対策や試験会場のトイレの位置などを掲載した「早稲田魂'22入試当日号」を大学周辺で配布している。「入試期間中、毎日配布する」(同サークル)といい、受験生にエールを送る。ツイッター上では、「#春から早稲田」のハッシュタグを使うツイートが増加。学生サークル、現役生、卒業生の受験生を応援する声が多く見られる。
1997(平成9)年に第一文学部を卒業した卒業生は「受験生にとって大きなイベントだが、その先も続く人生の通過点に過ぎない。合否に一喜一憂するのではなく、『あの時、頑張った』という事実を残すことが重要。全力を尽くしてほしい」と話す。