新宿NPO協働推進センター（新宿区高田馬場4、TEL 03-5386-1315）が「NPOまつり」を3月11日、12日に開催する。

過去の「NPOまつり」の様子 その1

　新宿NPO協働推進センターは、新宿区内の社会貢献活動団体のネットワークづくりの活動拠点として、2013（平成25）年4月にオープン。NPO団体などに会議室などを貸し出すほか、社会貢献活動で必要になる知識などを習得できるセミナーや勉強会も企画している。

　開館以来、NPO活動をより多くの人に知ってもらい、NPOとの交流を深める場として開いてきた「NPOまつり」だが、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となる。テーマは「リアルなイベントを体感して、同じ想（おも）いで繋（つな）がろう！」。

　11日は「活動報告会・表彰コンテスト」を開く。社会貢献活動を行うNPOや一般社団法人、任意団体などが抱える課題を解決するために、約9カ月間にわたり、実施してきたプログラム「NPOロングラン・フェスタ2022」の成果を発表し、表彰する。

　2022年度、新たに始まった協働型プロジェクトの「神楽坂コモンズ1st（ファースト）」プロジェクト、「旧江戸城外堀」プロジェクト、デジタル・プロボノ物語が成果を発表したり、昨年度に始まった取り組みのその後の成果を発表したり、各団体が活動の発表やビデオメッセージでPRしたりする。

　12日は中学校の跡地を利用した施設全体を会場に「NPOまつり交流会」を開く。焼きそばなどの模擬店、防災食の試食や体験、ウクレレ教室、スマホ・PC相談会、福祉団体の作るパンや菓子の販売、パラスポーツの体験、ロックコーラスのパフォーマンス、地域猫のためのバザー、多読体験会、スタンプラリーなどを展開し、各団体の活動に触れられる機会をつくる。

　新宿NPO協働推進センターの指定管理者、新宿NPOネットワーク協議会の山下馨代表理事は「お子さんも楽しめるような企画をたくさん用意している。過去に対面で開催していた時は、家族連れで参加される方も多かった。ますます活動の幅を広げているNPOを知る機会なので、参加してもらえれば」と呼びかける。

　開催時間は、11日＝11時～15時、12日＝10時～16時。参加無料。