
大隈通りにある「こだわり商店」が定食屋「早稲田モンスターズキッチン」、学生サークル「まっちワークグループ早稲田」とコラボした弁当の販売を4月3日、始めた。
「こだわり商店」は地方の食材などを扱うスーパー。その食材を使い、同じ大隈通り商店会にある「早稲田モンスターズキッチン」が弁当にして提供する。早大周辺のまちづくりに関わる「まっちワークグループ早稲田」の学生がメニューや味の好みなどを提案し、商品作りに生かす。
早大周辺の飲食店では、学生サークルとコラボしたメニューを頻繁に提供しているが、小売店でコラボメニューが提供されるのは珍しい。「こだわり商店」店主の安井浩和さんは「商店街の店がお互いに協力することで、唯一の商品ができると面白いと思った。学生がまちづくりに関わってくれているのも早稲田の街の特徴。それぞれの強みを生かした商品作りができれば」と話す。
「モンスターズキッチン早稲田」店主の花田富樹さんは「良い食材ばかりなので、緊張しながら調理している。学生さんからは一工夫あって、シズル感があるような要望が多く、ハードルが上がってしまっているが、期待に答えていきたい」とほほ笑む。
メイン料理の食材は、今週は高知県産の「四万十鶏」、来週は秋田県産の「シルクポーク」と、週ごとに変更する。弁当のメニューは同じ「四万十鶏」でも、「チキン南蛮弁当」「チーズダッカルビ弁当」(以上864円)など、毎日違うものを提供する。
安井さんは「商店街の新しい形をつくっていきたい。商店街としては、来街者が増えることが重要。商店街内コラボがどんどん広がり、新しい街の魅力を発信できれば」と意気込む。
コラボ弁当の提供は、月曜~金曜の11時30分から。