早稲田大学演劇博物館(新宿区西早稲田1)が5月24日、重複して所蔵する演劇・映像関連資料の一部を無料配布する「エンパク青空市」を開催した。
2019年の開催からコロナ禍で中止が続き4年ぶり7回目の開催。当日は晴天の下、開始予定の11時までに30人以上が並んだ。人数制限に従いながら資料を閲覧し、1人が持ち帰ることができる10点までの資料を選んだ。
資料は、演劇プログラム、演劇チラシ、AV(オーディオ・ビジュアル)、洋書、和書、映画パンフレット、東洋演劇に関する資料やパンフレットなど。
同館の安藤弘隆さんは「コロナ禍でも開催を模索していたが、自由に資料を手に取って見るということが難しく3年間、見送ってきた。この間にも多くの資料の寄贈を頂き、今回は例年の約3倍の数が並んだ」と振り返る。「これまでは年に1度の開催だったが、今年は秋にも開催を予定している」とも。