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早稲田のスポーツテックベンチャーが1.4億円調達 社長は元早大アメフト部員

「Pestalozzi Technology」のメンバー(社長の井上友綱さんは前列左から3番目)

「Pestalozzi Technology」のメンバー(社長の井上友綱さんは前列左から3番目)

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 教育・スポーツテックのベンチャー企業「Pestalozzi Technology(ペスタロッチテクノロジー)」(新宿区西早稲田1)が第三者割当増資で1億4,000万円の資金調達を行った。同社が5月30日、発表した。

体力テスト集計システム「ALPHA」その1=早稲田のスポーツテックベンチャーが1.4億円調達

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 2019年7月設立の同社は「運動データを価値あるものに」をテーマに、2020年度から体力テスト集計システム「ALPHA(アルファ)」を展開。小中高の体力テストの入力・集計・結果分析などをデジタル化するウェブサービスで、教員の業務負担削減やテストの即時フィードバックを行う。

 同システムでは「動画コンテンツ」も提供。オリンピアンの右代啓祐(うしろけいすけ)さん(十種競技)による体力テストの手本動画のほか、結果に応じて個別最適化された運動事例の動画を提案する機能を追加し、テスト後の運動をサポートする。これまで4県14市町村で60万人以上がサービスを利用し、運動データを集計分析している。

 創業者で社長の井上友綱さんは早大の米式蹴球(アメリカンフットボール)部でクオーターバックとして活躍後、NFLに挑戦。帰国後、アスリート支援などを行った後に同社を創業した。早大が教員、学生、卒業生に向けた起業家教育や起業支援を行う「早稲田大学アントレプレナーシップセンター」を拠点に事業展開している。

 資金調達は「今後さらなるプロダクトの成長と営業およびカスタマーサポートの強化」を目的に実施。井上さんは「これまでアナログで管理されてきた運動データをデジタルで管理することで、例えばタレント発掘など、もっと活用できると思う。そのことで子どもたちの選択肢の幅が増える。そういう領域にもチャレンジしていきたい」と話す。現在は、順天堂大学や東京学芸大学と共同研究を行う。

 第三者割当増資の引受先は、「STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合」「MEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合」「学研ホールディングス」の3者。

 井上さんは「VCやCVCから資金調達するのは初めてだったので、これまでやってきたことを評価いただいているのは本当にうれしい。一方で出資してもらうことは期待されていることでもあり、一つの大きな転換期。ここからようやく、事業の拡大やスピード感を持って、ということに集中できると思っているので、お金のリソースが確保できたのは非常に心強い」と話す。

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