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早稲田大学歴史館のCafe Clio 独自ブレンドのコーヒー豆をテークアウト販売

店長の手串充利さんとスタッフで早稲田大学珈琲研究会に所属する工藤慎也さん(左から)

店長の手串充利さんとスタッフで早稲田大学珈琲研究会に所属する工藤慎也さん(左から)

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 早稲田大学歴史館に併設するカフェ「Cafe Clio(カフェクリオ)」(新宿区西早稲田1、TEL 03-6278-9990)が1月12日、独自にブレンドするコーヒー豆の販売を試験的に始めた。

落ち着いた雰囲気のCafe Clio(カフェクリオ)の店内

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 同カフェは昨年3月20日に早稲田大学歴史館と共にオープン。コーヒーはハンドドリップし、カップ約2杯分を「ドリップコーヒーポット」(700円)として提供する。入れたてのコーヒーを味わうことができ、早稲田大学歴史館を訪れた卒業生や観光客、学生の憩いの場になっている。ドリンクメニューはテークアウトもできる。運営はウチェロ・グラティス。店舗面積は約50平方メートル、席数は30席。

 「ドリップコーヒーポット」は早稲田大学珈琲(コーヒー)研究会が考案した4種のブレンドを用意。「大隈ブレンド」は、大隈重信がブラジル産のコーヒー豆を輸入できるように尽力したことからブラジル豆を使い酸味を中心とした味わいを、「歴史館ブレンド」は歴史館の重厚なイメージから苦みとコクを、「珈琲研究会ブレンド」は2つのバランスを取った味わいをそれぞれ追求した。「季節のブレンド」はその時期にあったブレンドを考案し提供している。

 早稲田大学珈琲研究会の学生がアルバイトしていたり、抹茶セット(1,200円)に早稲田大学陶芸部が製作した茶器を使ったり、「早稲田大学建学の母」と言われる小野梓が高知県出身であることにちなみ、高知県で親しまれているアイスクリンを提供したり、早大通りにある洋菓子店「アニバーサリー早稲田店」のケーキを提供したりと、学生や歴史、地域との関係性を重視した運営に取り組む。

 コーヒー豆は、4つのブレンドをいずれも100グラム(1,000円)から販売する。今後、好評であれば真空パックにするなどし、本格的な販売を検討する。

 店長の手串充利さんは「早稲田大学珈琲研究会の考案したブレンドのコーヒー豆を買いたいというお客さまが多く、今回試験的に販売を始めた。早稲田大学珈琲研究会の監修するコーヒー豆が購入できる唯一のカフェなので、手土産などに活用してもらえるとうれしい」と呼びかける。

 営業時間は12時~17時。水曜定休(早稲田大学歴史館休館日、一斉休業期間も休み)。

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