新宿区は3月25日から、神田川の曙橋~仲之橋間や小滝橋~せせらぎ橋間などの区内5カ所で桜のライトアップを行っている。今月31日には近隣の町会が主催する「早稲田さくらまつり」が開催される。
東京ではまだ桜の開花宣言はされておらず、平年より遅れ、昨年比では10日以上遅れている。広域高田馬場圏で桜の見どころとなっている東京さくらトラム(都電荒川線)面影橋停留所近くの神田川遊歩道では、木によっては数輪が開花していることが確認できた。神田川沿いのソメイヨシノは満開になると川を覆うように咲き、例年多くの人が訪れている。
新宿区のライトアップは、昨年は区内2カ所での開催だったが、今年は2019(平成31)年以来5カ所で開催する。4月7日までの予定だが、開花の状況により変更になる可能性がある。実施時間は18時~21時。神田川以外では妙正寺川や外堀で行う。
「早稲田さくらまつり」は、都電・面影橋~早稲田停留所付近の神田川遊歩道および新目白通り沿いと西早稲田地域交流館(新宿区西早稲田1)で開催する。実行委員会の佐藤靖子さんは「今年も町会のメンバーによる模擬店や子どもたちの作品展など、たくさんの企画を予定している。特設ステージでは『早稲田さくら音頭』を歌い踊り、にぎやかに楽しく行いたいと思うので、見物に来てほしい」と呼びかける。開会式前の10時30分からは鼓笛隊による交通パレードを行う。開催時間は11時~14時。
そのほか広域高田馬場圏では、甘泉園公園(西早稲田3)、都立戸山公園の箱根山地区(戸山3)、おとめ山公園(下落合2)などが花見のスポットとなっている。