西早稲田の「らーめん我羅奢(がらしゃ)」(新宿区西早稲田2、TEL 03-3203-5946)が3月26日、メニューをリニューアルした。
「らーめん我羅奢」の「天草大王 特製鶏白湯(パイタン)ラーメン ~そみファ味~」
店主のトニーさんが2009(平成21)年に前の店から居抜きで、店名とレシピを引き継ぎオープンした同店。前の店主が付けた店名は、明智光秀の娘・細川ガラシャの名前に由来する。和洋折衷の材料を使い、絶世の美女といわれた細川ガラシャのように「人を引き付け離さない独特の魅力を追求したい」との思いが込められ、鶏ガラの「ガラ」にも掛かっている。
鶏白湯(パイタン)スープをベースに、塩、しょうゆ、みそ、魚介スープを合わせたラーメンやつけ麺などを提供し、2月18日に15周年を迎えた。
メニューのリニューアルは、全農ビジネスサポート(文京区)が販売する塩分ゼロの大豆発酵食品「発酵そみファ」を使う限定ラーメンを提供するイベント「高田馬場ラーメンウォーク」がきっかけ。運営に関わったエスプリワークス代表で飲食トレンドリサーチャーの山口えりこさんとトニーさんが意気投合し、リニューアルに取り組んだ。
新メニューは「天草大王 鶏白湯(パイタン)ラーメン ~そみファ味~」(930円、特製=1,300円)、「天草大王 濃厚黒味噌(みそ)ラーメン」(1,000円、チャーシューメン=1,400円)、「天草大王 鶏白湯つけ麺~そみファ味~」(1,000円、特製=1,300円)を軸にする。大盛りは各100円増し。
「鶏白湯ラーメン」は、絶滅後に復元された熊本県の地鶏「天草大王」と、「美桜鶏(みおうどり)」の丸鶏を使うパイタンスープに「発酵そみファ」をブレンドし、エスプーマスープに仕上げた。「濃厚黒味噌ラーメン」は「天草大王」のパイタンスープに2種類のみそのたれを使い、竹炭とニンニク油を混ぜたオリジナルの黒マー油をかける。「鶏白湯つけ麺」は鶏白湯ラーメンをベースに同じく黒マー油を入れたスープで提供する。
メニュー作りには、トニーさんから「現状を打開したい」と相談を受けた高田馬場ラーメン組合にも加入する西早稲田の「らぁ麺やまぐち」店主の山口裕史さんも協力。スープの調整や麺の選定、ゆで加減などをアドバイスした。山口さんは「メニューごとの特徴をよりはっきりさせることで印象に残る味づくりをし、『また食べたい』と思ってもらえるような余韻を大事にした。数多くある高田馬場のラーメン店でもここでしか味わえないラーメンを目指した」と話す。
トニーさんは「15周年もきっかけにメニューをリニューアルした。多くの方に協力いただいたので、さらなる繁盛店を目指して頑張っていきたい」と意気込む。
営業時間は10時30分~21時(日曜は15時まで、祝日は20時まで)。